第三十一話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
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マルコ視点
ランの部屋をノックしてみる。
「入るよい」
返事はなかったが、声をかけて部屋に入った。
通常は返事がなければ、女の部屋に勝手に入ったりはしない。
しかし、リンから朝のランの様子を聞けばそうもいかない。
部屋に入ってみれば、布団に丸まって眠るラン。
サイドテーブルには薬を飲んだ跡。
痛み止めの副作用で眠っている事は簡単に予想が出来た。
まだ痛むのか、寝ながら眉間に皺が寄っている。
体にも力が入っているのか、布団をキツク握りしめている。
ドクターが言うには、最近の気候のせいで、傷が痛むのだろうと言っていた。
冬島の海域に近くなってきたせいで、最近は冷え込んでいた。
こいつは一切弱音を吐かないが、かなり辛いに違いない。
ナースのアリスも言っていた、リハビリも楽なものではないのに、毎日文句も弱音も言わないらしい。
「もっと頼って欲しいんだけどねい・・・」
ランの顔にかかった髪の毛を避け、そのまま頬を撫でる。
「んっ。。。」
起きたか?
「・・・・スー、スー」
くすぐったかったのか、身じろいだだけのようだが、その寝顔は先ほどよりも穏やかなものになり、布団を握りしめていた手を少し力が抜けたようだった。
「ふっ、可愛いねい」
無防備に眠るランのおでこに口を付けた。
「・・・・マ・・・ルコ・・・?」
「つっ!・・・・よい・・・」
起きたか・・・・?
イヤ、この顔はまだ寝ぼけてるか?
その証拠にランの目はトロンとして、焦点があっていない。
今にも目を瞑ってしまいそうな状態だった。
しかも、いつもは綺麗に笑うランだが、今はふにゃりと笑う。
これはこれで貴重だし、可愛い。
ただ、この至近距離でそれをされると色々マズイ。
距離を取ろうとした時、
「マルコ?行かないで?」
左腕をオレの首に回してきた。
「つっ、ラン寝ぼけてるねい・・・。どこにも行かないから、離せよい」
少しでも動けば唇が触れそうなくらいの至近距離。
慌てて無理にでも距離を取ろうとした時、ランの左腕に力が入り、オレの耳元に顔を寄せて
「マルコ・・・・。好き・・・・・」
その言葉を聞いた時、思わず目を見開いて固まってしまった。
オレが固まっている事なんか、気づかないのか、耳元から顔を離し、オレの顔を覗き込んで続けて言った。
「マルコ、好き。大好き」
オレの首に回していた手をオレの頬に添えるラン。
「マルコ、す・・・・んっ」
最後まで聞く余裕もなく、ランの唇に噛み付いた。
「ラン、好きだ」
何度も好きだと繰り返しながら、ランの頭を撫でながら、口づけを繰り返した後ランの顔を見ると・・・・
「スー、スー、スー」
「嘘だろい・・・」
ランは眠っていた。。。
「クッ、言った言葉は取り消させないよい」
一度オレの気持ちに応えたんだ。
もう逃がさないよい。
寝ているランをそのまま自分の部屋に運んだ。
起きた時にどうしてやろうかと考えていたオレの顔はきっと海賊らしい顔だったに違いない。
「楽しみだねい、ラン」
寝ているランの口に軽くキスをした。