第三十話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
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サッチ視点
「(っつ、声っ、可愛っ!指の間弱いんだな~。そんなつもりはなかったんだけど・・・)ん?ランちゃん?どうかした?痛かった?」
今の声が恥ずかしかったのか、マッサージで体が温まったせいか、少し頬が赤く染まっているランがオレを見上げる。
ヤバッ。そんな顔されると苛めたくなっちゃうんだけど(笑)
「い・・・たくないけど・・・」
「なら、続けるよ~(笑)」
やべ~な~。
イヤ、そんなつもりはないよ?
ほんと、純粋にランちゃんの手と腕をほぐしたいって思って、ナースからマッサージを教えてもらって、クリームまでもらってきたのは、ほんと~に純粋な気持ちから。
指を1本1本マッサージしながら、そんな言い訳を頭の中で考えている。
根元までたどり着くたびに、ランちゃんの小さな声が漏れる。
「サ・・・ッチ、くすぐったい」
ランちゃんの空いている左手がオレの袖をちょんっと掴んだ。
ほんと、何でこの子はこんなに可愛いのかな~。。。
でも、やり過ぎたな(笑)
この子の良いお兄ちゃんでいたいのなら、ここまでだな~。
「ゴメン、ゴメン。指はお終い~。でも、指先が温まっただろ?」
ランちゃんが手の平を閉じたり、開いたりしながら
「ホントだ!温かいし、手が軽いっ!」
嬉しそうに笑うランちゃん。
一瞬でも邪な事を考えてゴメンナサイ。。。
この後は、腕も真面目に(元々真面目にしてたけどね)マッサージをするとランちゃんはすごく楽になったと喜んでいた。
マッサージをしてみて思ったけど、手から腕までかなり張っていた。
背中の傷のせいで腕が自由に動かなくてかなり負担になっているようだ。
でも、オレ達にはそんな素振りを全く見せないランちゃん。。。
オレで良ければ毎日でもマッサージをしてやるよっ!
そう思っていたが・・・・
この事をランちゃんはマルコに話したのだろう・・・
翌日からマルコがマッサージをすると言って、オレにはさせてくれなかった。。。
あいつは(笑)
でも、ランちゃんはそれを嬉しそうに話すんだよな~~。
それを見ると、まぁ~良いか、と思った。
うちの長男と大事な彼女が仲良くしてくれるのなら、それが一番。
ちょっと寂しいし、ちょっと胸が痛いけどなっ。
ランちゃんが笑ってくれるならそれで良いよ。