第十九話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
ご理解、ご了承の上ご覧ください
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「サッチはお母さんみたいだな~」
いつもさりげなく気を使ってくれて、影で支えてくれて、人の気持ちの微妙な変化を読み取れて。。。
そしてご飯が美味しい!
うん。白ひげ海賊団のお母さんだ♪
はい、温かいコーヒーまで出てきた。
「じゃあ、ランちゃんの悩み事をサッチ母さんに話してみない?」
「ふふふ。サッチ母さんになら言えるかも。。。」
オヤジさんや、マルコみたいな包容力とはまた違うんだよな~。
1週間前のリンとした口論の内容をサッチに話した。
「なるほどな~。ランちゃんの言っている事も分からなくはないけどな~。でも、戻る方法があるなし関係なく、ランちゃんはどうしたい?帰りたい?ここにいたい?」
「・・・・・・・・・・・」
元の世界に家族はいないけど、お世話になった人達や、友人はいる。
20年間過ごした元の世界と1か月ほどしかいないこの世界。。。
それでも私は。。。
「出来ればこの世界に、ここにいたい。マルコやエースみたいに急にいなくなるのが怖い。。。毎朝、この船の上で目が覚めてホッとするんだ。まだここに居る事が出来たって思ってホッとする。マルコとエースは目が覚めたらいなくなっていたから。。。」
そう、怖いからいつ帰っても良いように覚悟をしておこうって思って、それをリンにも押し付けた。
毎晩、毎朝怖くて仕方がないんだ。。。
「やっと本音を言ったな~。ずっと我慢してだんだろ?ったく、若いのに色々と考えすぎ。ここに居たいんならそれで良いんじゃない?」
サッチが私の頭をグシャグシャと撫でまわす。
「ありがとう。サッチ。そうだね。いつ帰らないといけなくなるか怯えるよりも帰らなくて良い方法を探すよ!リンとも話してくる」
そう言って立ち上がろうとした時。。。
ドォォォ~~~ン!!!!
轟音と共に大きく船が揺れた。
「キャッッッ!!!!」
踏ん張れず、倒れるっと思ったが、
「ランちゃん、大丈夫?」
サッチに腰を引き寄せられ、倒れずにすんだ。
「ゴメン。ありがとう。ビックリし「ラン!!!」マルコ?」
マルコが慌てて書庫に入ってきた。
「お~。マルコ、敵襲か~?って睨むなよ。これは不可抗力だぞ~~。今の揺れでランちゃんが床に叩きつけられそうだったんだからな~」
「マルコ?どうかした?」
「・・・・・イヤ、大丈夫か?ラン」
「うん、大丈夫。何があったの?」
「敵襲だよい。サッチ、ランをオヤジの所に避難させろよい」
それだけ言って去ろうとするマルコの服の裾を無意識で掴んでしまった。
「っラン?」
「あっ、ゴメン。。。つい。。。」
「大した奴等じゃないから大丈夫だよい?オヤジの所で待っててくれよい?」
優しく私の頭を撫でて安心するように言ってくれる。。。
「マルコ、気を付けてね?」
分かったと言い、マルコは甲板に戻って行った。
サッチに付き添われて、オヤジさんの所に行くとリンも既に来ていた。
リンにはイゾウが付き添ってくれたようだ。
エースもマルコと同様に前線に出たのだろう。
私達がここにきてから、初めての敵襲だった。
「ランちゃん、怖い?」
怖い?怖くないわけではないけど、オヤジさんもいるし、サッチ達もついていてくれるからあまり心配していない。
「サッチ達が居てくれるから怖くはないよ。ただ、みんな大丈夫かな~って思って」
戦闘に出ているみんなの方が心配だった。
「グララララ。何だラン、心配なら見てくるか?」
「オヤジ?!」
「えっ?良いんですか?」
「えっ?ランちゃん?」
私が行っても、もちろん何も出来ないけど、みんなが戦っている所をちゃんと見ておきたいと思う。
「グララララ。本当に行くか?」
「はい。ここに居る以上、これからもこういう事はあるだろうし、ちゃんと見ておきたいです。自分にとって都合のいい部分だけを見ていては、この船に乗り続ける覚悟が出来ないと思うから。。。」
「グララララ。良い度胸だ。リンはどうする?」
「私もランと一緒。ちゃんと全てを見ておきたい」
「サッチ、イゾウ、連れて行ってやれ。キズひとつ付けるんじゃねーぞ」
「「おぅ」」