第十七話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
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うわっ。どうしよう。
涙を止めようとするが、意識をすると更に溢れてきて止まらない。
「ラン?」
座り込んでいる私と目線を合わせるようにマルコも隣に座った。
サッチはどうやらマルコに追い返されたようだ。
「ごめっ。ちょっと・・・・すぐっに・・・止める・・・から」
そう言った瞬間、マルコの腕の中にいた。
あっ、石けんの匂いだ。
あの嫌な香水の匂いがしない。。。
石けんとマルコの匂いしかしない。。。
マルコは私を抱きしめた状態で頭を優しく撫でてくれた。
サッチと同じような事をされているのに、マルコにされると気持ちがいい。
どのくらいそうしていただろうか。
私が落ち着いたのを見計らって、私を自分の胡坐をかいた膝の上に私を横抱きにして乗せ、顔を見合わせるようにした。
「ちょ、マルコ、この体制はちょっと恥ずかしいっ!」
マルコの顔近いし、私さっきまで泣いてたから顔を見られたくないんだけど?
私は逃げようと体を捻るが、腰をしっかり掴まれていて逃げられない。
睨むようにいつもより目線が近いマルコを見ると、真剣な目をして私を見ていた。
それを見ると、抵抗が出来なくなってしまった。。。
「サッチに何かされたのかよい?」
ん?サッチ?何もされてないよね?
抱き付かれたのはふざけてたみたいだったし。
「何もされてないよ?」
眉間にしわを寄せるマルコ。。。
「・・・・マルコ怒ってる?」
あっ、ヤバ。止まった涙がまた目に溜まってきた。。
「ラン?!怒ってないよい?まさか、さっき泣いたのもそのせいかよい!?」
「だって・・・マルコ・・・怒ってたから・・・怒らせたかと思って・・・」
そう伝えるとマルコが焦っていた。
「違うよい、サッチに怒っていたんだよい!俺がランに怒るはずがないだろうよい!」
優しく指で涙をぬぐいながらそう言ったマルコ。
「そうか。。。良かった。。。」
ホッとして笑うとマルコも微笑んでくれた。
「ごめんね?先に帰っちゃったし、手も。。。」
払っちゃってと小さな声で言った。
マルコは困ったように笑い、
「良いよい。でも、俺と一緒に帰るのはそんなにイヤだったかよい?」
ショックだよい・・・と肩を竦めるマルコを見て申し訳ない気持ちになってしまった。
「ごめん。。。香水の匂いがイヤで。。。マルコにあの女の人達の香水の匂いがついていたから。。。」
「はぁ~。そういう事かよい。。。もう匂いはしないだろう?」
マルコが私のおでこに自分のおでこをくっつけて聞いた。
「うん。石けんとマルコの匂いしかしない」
この匂いは好きだな。