第十七話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
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「ランちゃん?こんな所で何してんの?」
マルコを置いて、イゾウと一緒に船まで帰ってきたが、部屋にいても眠れそうにないから甲板で風に当たっていると、サッチに声をかけられた。
「ちょっと、風に当たりたくて。。。」
よいしょとサッチが隣に座った。
「さっき、マルコが帰ってきたけど、何かあった?」
何かと言っても。。。何もない。。。と思う。。。
「・・・・・何も?」
「ぷっ。何で疑問形?」
グシャグシャと私の頭を撫でる。
「じゃあ、何でマルコを置いて帰ってきちゃったの?」
「・・・・・・・・・・女の人に囲まれてたし・・・・香水臭かったから」
「ようするに、妬いたんだ?」
「焼いた?何を?」
「何でそっち?嫉妬したんだ?って事!」
嫉妬?
「何で?」
サッチが驚いた顔をした。
「えっ?マルコが女達に囲まれていて嫌な気持ちになったんだろ?」
「・・・・・イヤというか、何かマルコが知らない人みたいで複雑な気持ちだっただけで。。。」
モヤモヤもしたけど。。。
「じゃあ、マルコが女達に囲まれていても平気?」
今日のような事がまたあったら平気かな?
香水臭くない人だったら良いのかな?
「・・・・・分からないけど。。。平気じゃないかも?」
「あ~も~、本当に可愛いな~」
「うわっ」
サッチが腕を広げて私に抱き付いて、頭をグシャグシャにする。
「ちょっ、サッチ!「何してるんだよい!」・・・マルコ?」
サッチの体で見えないが、マルコの声だった。
でも、いつもより低くて。。。
怒っている?
「何やっているんだよい」
マルコがサッチの頭を鷲掴みして、無理やり私から引き離した。
・・・・・怒ってる。。。
マルコの怒っている顔を初めてみたかも。。。
私が置いて帰ったせいだろうか。
それとも手を払ったせいだろうか。
怖くて顔を上げられない。
向こうの世界でも、こっちの世界に来てからも、マルコを怖いなんて思った事一度もなかったけど、初めてマルコが怖いと思った。
どうしよう。。。
怒らせた。。。
あんなにいつも優しくしてくれたマルコを怒らせた。。。
「ラン?大丈夫かよい?サッチに何かされなかったかよい?」
マルコの手が私の頭に触れた。
あれ?いつものように優しい手。。。
怒っていたんじゃないのか?
驚いて顔を上げてマルコを見ようとしたが、視界がぼやけて見えなかった。
「ラン?!」
「ランちゃん?!」
二人の驚いた声が聞こえる。
そう、自分でも気付かないうちに涙が溢れていた。