第十六話
夢小説設定
この小説の夢小説設定マルコ落ち夢小説です。
マルコ&エースの逆トリ&幼児化から始まります。
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買い物が終わって、荷物を一旦船に置きに行ってから、みんながいる飲み屋に向かった。
上陸中は船番以外の隊は各自振り分けられた仕事が終われば自由らしく、島の飲み屋で騒ぐらしい。
マルコは何も言ってなかったが、他のクルーから聞いた話ではそこで女の人を調達するとか、しないとか。。。
マルコもそうなのかな?と思いながら一緒に飲み屋に着いた途端、セクシーなお姉さん達にマルコが取り囲まれ、私はマルコの隣から追い出された。。。
凄いな。。。
胸元が大きく開いた服からこぼれんばかりの中身。。。
派手なメイクに真っ赤な口紅。
むせかえるような香水。。。
一人ひとりは良い香りなのかもしれないけど、色々な香水の匂いが混ざり合って、ちょっと気持ち悪いかも。。。
本格的に気分が悪くなる前にこの場から離れようと思い、隅のテーブルに座った。
必然的にマルコから遠ざかる形になってしまったけど、あの匂いの中、マルコの側にいれる自信はなかった。。。
「はぁ~~」
「あれ~、ラン、こんな隅っこで何してんの~?」
「マルコの隣にいなくて良いのかぃ?」
「ハルタにイゾウ。マルコの周りのお姉さん達の香水の匂いが苦手でさ~。側に寄れないから此処に避難してるんだよ。。」
困ったように笑うと二人ともなるほどと頷き、私の両隣に座った。。
何だか、お酒の匂いすら辛くなってきた。。。
「ラン?大丈夫か?顔色悪いぞ?」
イゾウが私の顔を覗き込む。
「ん。ごめん、ちょっとお酒の匂いも辛くなってきたかも。。。」
お酒はほとんど飲んでいないが、アルコールには弱い為、体調によっていは匂いでも酔ってしまう。
昼間の買い物で疲れたのかな?
「ちょっと風に当たってくるね」
「ついて行こうか?」
ハルタが心配してくれるが、一人になりたい。
「大丈夫だよ。店の外に出るだけだから」
フラフラと店の外に出るとき、女の人に抱き付かれているマルコと目があったような気がした。
マルコは今日はあの人と一緒に過ごすのかな?
男の人だから、そういう事は仕方がないんだと思うし、普段は海の上だから上陸した時に発散しないといけないんだと分かっているんだけど。。。
モヤモヤする。。。
「ふぅ~」
店の前のベンチに座って風に当たると少しずつスッキリしてきた。
外の空気を吸っていると店内の空気がどれだけ濁っているか一目瞭然だった。
お酒、香水、煙草の匂いが入り混じってるもんな~。
どれもあまり好きじゃない匂い。
その匂いが充満している店内に私が長くいられるはずがなかった。
もう帰っても良いかな。
中に戻っても匂いに耐える事が出来そうにないし。。。
マルコもきっとあの女の人達の中の誰かと過ごすんだろうし。。。
ああやって、女の人達に囲まれて、迫られているマルコは全く知らない人に見える。
私が一緒に過ごしたマルコは、小さくて、可愛くて、優しくて、ちょっと大人びた子供だった。
あんな男の顔をしたマルコが女の人達に囲まれているのを見るとモヤモヤする。
外のベンチで目を瞑って眠りそうになっていた私の鼻に、嫌いな香水の匂いが漂ってきた。。。