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悠久を漂いし孤高の浮き雲


「恭弥って、元帥といつから仲がいいんですか」

「んー……物心ついた時かな。神田よりは遅いよ、ティエドール元帥と会ったのは」

「そういや、なんで六道元帥の弟子じゃねーんだ?」

「あ、僕も気になってました。六道元帥と会ったのが先なのに師匠はティエドール元帥、それに師匠とも関わりあるみたいですし」

「(クロスや六道はネアとの関わりからもだからね、なんて言えないけど)
まぁクロスは借り物云々の関係だし、ただ僕のイノセンスが六道のじゃなくてティエドール元帥の持ってたイノセンスってだけなんだけどね
元々戦闘スキルだけは体に染み付いてたし、この教団にくるまでにはイノセンスもある程度使えるようにはなってたよ」

本当の事を隠しながらも事実を述べていく彼を一瞥する神田。その横ではリナリーがせっかくの機会だと疑問を口にする

「へぇ、複雑なんですね」

「でも六道元帥っていくつかしら。元帥ってだけあってそれなりに生きてるみたいだけど外見私たちと変わらないし……」

「23だよ」

「!?」

「実年齢23歳ね、彼」

「えっ、嘘!」

「ホント。まぁイノセンスの影響で外見の成長が遅いとかなんとか。そうだ、しばらくまた並盛に戻る予定だけど行きたい?」

「学校というところを見てみたいのだけど、兄さんがいいと言うかどうか……」

「コムイの許可は取ってるって六道が言ってたけど」

「え、展開早くないですか!?」

「根回しが……。ということはラビはお留守番?」

「並盛で合流するって言ってたけど。今ちょうど中国で任務終わったらしいし」

「……邪魔者がまた増えやがった。つか、学校いってリナは何するんだよ」

「え、だって楽しそうじゃない。それに恭弥がいた場所っていうのも気になるの」

「……勉強嫌いなんですけど、恭弥とはいたいんですよねぇ」

「別に無理してついてく必要ねぇだろ、モヤシ」

「アレンです!!学校の食堂とか運動とか面白そうじゃないですか。何より師匠が来なくて済む」

「……苦労してるんだね。ってことはみんな来るし、ジョニーに服の新調だけしてもらおうかな
そんなに時間はかからない単純な作りだし」

指を折りながらすべきことや段取りを考える恭弥の背中越しにリナリー達があ、と小さく声を上げる。ラビやブックマンのエクソシストではなくそこにいたのはちょうど話題になったジョニーだった

「恭弥ってまた人使いあらいんだから〜!手伝ってくれるからいいんだけど
で、制服ってどんな感じなの?」

「ジョニー、聞いてたんですか?」

「六道元帥が今頃制服仕立てて欲しいとか言ってくるかもしれないからって、先に見ておこうと思って」

「基本的にシャツにあとはこんな感じのベストを着るんだけど、できれば戦闘とか、対アクマとかじゃなくていいんだけど多少強度のあるもので作って欲しくて
団服よりは動きやすいと思うよ」

「……へぇ、確かに動きやすそう」

「神田ならベストじゃなくて羽織る方がいいかな。……ジョニー、ちょっと部屋で仕立てよっか。技術班今落ち着いてるんでしょ」

「え、うん、いいけど……(後で神田やアレンに怒られそうだなぁ)」

「決まったら即行動。行こう」

「恭弥、すごい楽しんでますね」

「もちろん。後でそれぞれ採寸だけするからね、じゃ」

ジョニーの背中を押しながら部屋を後にすると神田も用はないと言わんばかりに立ち上がり残ったアレンとリナリーは顔を見合わせて笑った


(恭弥の見立てが楽しみね。アレン君達の制服も楽しみ)
(はい、リナリーの制服も楽しみです。団服以外を着ることがあるなんてあまりないですし)
(そうね。神田も特別な制服みたいらしいし、学校がますます楽しみになったわ)


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