悠久を漂いし孤高の浮き雲
「そんなことが……」
「えぇ。本人は状況下を楽しんでいますがね」
室長室にやって来た骸は雲雀の身に起こった事をコムイとリーバー、クロス達元帥へと掻い摘んで話していく
「骸、恭弥くんに怪我はないんだね?」
「もちろんですよ。寧ろ有り余った力を僕にぶつけてくるぐらいですしね。ノアとして行動することは無かったので加害者も今のところは無事です」
「いつまで経っても甘ぇなぁ。そんな奴ら殺っちまえばいいじゃねぇか」
「ソカロ、相変わらず言葉を選べないようですね。言いたいことは分かりますが、彼の思考回路は僕にも理解不能ですよ
さて、クロス……起きなさい!」
ドゴッ、と鈍い音を立ててクロスの頭に拳骨が落とされる
「あ?ンなもん、アイツの好きにさせりゃあいいだろうが。俺達が口出しすることじゃねェよ」
ソファーにふんぞり返るクロスに骸は大きくため息をつくが彼らしいと自己完結をした
「コムイ、彼については追求はしないでください。彼のとばっちりを受けますので
彼も少なからず人間に苛立ちを見せていましてね……一度暴れると取り押さえるのが面倒です」
「えっ、うん。一応、みんなには言っておくことにはします」
「お願いしますね。さて…僕はもう一人の面倒な人物の元に向かいますね」
「面倒な人、ですか?」
「えぇ。では失礼します」
骸は会釈してから室長室を後にしていく。クロスだけは誰か察していたのか深妙な顔をしていたが……
