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憂いを持つ優しき鬼による終焉

「ん……やっとこれで最後」


「綱吉、大丈夫…?」


「うん。笑わないと!今日のうちに泣くのは最後
みんなで笑いたいから、オレは泣かないよ」


ニコッと雲雀に笑って綱吉が5本のスペツナズ・ナイフと1本の鮮血が滴るナイフを両手に3本ずつ構えた


「零崎を始めて──みんなを守ります」


「──っ、生きてみせる!不良品なんかに負けないわよ!」


「……1つ聞いていい?
どうしてオレが嫌いなの……?」


「何もかもよ。いつもヘラヘラして何をやってもダメダメなくせにいつの間にか友達ができて、憎かった!」


「嗚呼……そういうことか。やっぱり、双子なんだなぁ……」


綱吉は憂いを帯びた瞳で空を仰いだ。その言葉の真意を察したのは雲雀だけ


「(気に食わないけれど、確かに双子だ。……互いを羨み憎み、補い合う
羨ましさと憎しみは紙一重。羨ましいからこそ、いずれは憎しみに変わる)」


「双子って考えることは同じっていうよね……。オレはナミを羨ましくて、憎かった。でもそれ以上に楽しかった
オレがいつも笑っていたのはナミと一緒に笑えると思ったから、ナミが憎くても零崎を始めなかったのは殺したくなかったから。でも……もうそれは終わり。今から貴女を──殺します」


「全然、私達は似てない!」


「……そう。オレは負けない。守りたいもの、自分のために──」



綱吉がクルリとそれぞれのナイフを一回転させてから逆手に持った
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