このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

感じたのは虚無と後悔、そして絶望

「さて、誰がどの獲物を狙いますか?ちなみに沢田奈々とイーピンは私の獲物ですので取らないでくださいね」


ニッコリ笑う風に全員がコクリと頷くと奥からパタパタという足音と共に奈々が顔を出した


「だ、誰なの…貴方達は………!?」


「沢田綱吉様のお使い、というところですかね」



「沢田奈々さん、まずこれを聞いていただけますか?」


ツナギの美少年、萌太はボイスレコーダーを取り出して再生ボタンを押した



「ただいま」


「ツッ君、またナッちゃんを虐めたの!?」


「…え……?」


「ナッちゃん、泣きながら家に入ってきたのよ!!
どうして仲良くできないの?」


「お、オレは何も…
何も…やってない…!!」


「見苦しいぞ、ダメツナ
ナミに「不良品」だって言ったらしいな」


「信じてくれないの…?」


「貴方なんか私の子供じゃないわ!!
出ていって頂戴ッ!!」


「そっか……オレはいらないんだね
よく分かったよ





さようなら、大好きだったよ」









「本当に大好きだった

母さんの料理は美味しかったよ……。オレ、表の料理だと母さんの作る料理が大好き。同じ料理を高級レストランで頼んでも物足りなくって、母さんの料理が食べたくなる
いつも、帰りが遅かったりしてもオレが帰るまで夕食を待ってくれて…、いつも笑って「おかえりなさい」って言ってくれるのが好きだった
オレの帰る場所、ここにあるんだ……って思えた
でも、ナミの一言で無くなるなんて思わなかった……っ、今まで育ててくれてありがとう……オレを産んでくれて────ありがとう……っ」




最後に涙声ながらに紡がれる言葉に奈々は絶句したあと床にへたりこむ


「ツッ君……!母さん、辛いことばっかり言ったのに……っ!ごめんなさい、ごめんなさい……っ、ただ……セッちゃんと仲良くして欲しかったの……っ、ごめんなさい、ツッ君の話を聞いてあげなくて、ごめんなさい……!」


泣き崩れる奈々を見ながら風は静かに口を開き右手にクナイを構えた



「貴女は一思いに、と言いつけられていますので



















──さようなら」



ザシュッ!!




「……綱吉様は貴女のことを好いておりました。故に、一刺しです」


「マ、マン……?」


「誰なの……!?」


「お師匠様!」


「おや、イーピン
貴女のことも綱吉様は楽しそうに話してくれましたよ
「イーピンってランボの面倒を見てくれたり、母さんの手伝いをしてくれているんだ
前に刺客が来た時なんか、ランボを守ってくれて追い払ったんだよ!」と。短い月日、過ごした毎日は騒がしくとも楽しかったと
笑って言ってくれるんです。優しすぎますよ、私の主人は
弟子とはいえ、容赦は致しません。綱吉様の話を聞かなかったのですから
貴女もすぐに逝かせます」


心臓を貫かれたイーピンが最期に見たのは風の微笑みだった
それとほぼ同時にランボは崩子によって喉をバタフライナイフによって切られ、フゥ太は萌太のデスサイズによって真っ二つに別れ息を引き取った



「貴方達……!」


「この女の人ですか?萌太君」


「えぇ、この方です。毒蠍のビアンキは」


「何者なの、貴方達!!」


ポイズンクッキングのケーキを両手に持ち、ビアンキは声を荒げた


「毒々しいケーキです!姫ちゃん、あんなの食べたくないですよ。だから、崩しちゃいます!」



ひぅん




<div align="center">ひぅん</div>




<div align="right">ひぅん</div>



ブシャッ!




「動こうとしたので勢い余って切り刻んじゃいましたです」


残念、と肩を竦めた一姫に構わないという様に風は無心に家を後にした
それに萌太達も付いていく




沢田奈々、ランボ、イーピン、フゥ太、ビアンキ──処刑完了
3/6ページ
スキ