迫りくる真実
「まずは磔刑にしてからだな」
XANXUSはスクアーロの前に椅子を置き、ドカッと座って大量のナイフを右手に構えた後、左手をタクトを振り上げるように手をあげた
「(戦うしかねぇ、みてぇだなぁ……!)」
スクアーロは剣を構えようとするが……
「なっ……!動かねぇ……っ」
指先1つ動かすことも叶わなかった
「動いたら切れるぞ、まぁ……それでもいいがな」
カカッ!!
「っ……」
軽い音と共にスクアーロは足が痛み壁に縫い付けられた
再びXANXUSの手からナイフが放たれ両手も固定される
「滑稽だな、ドカス」
「う゛おぉい!何で沢田に付くんだぁ!」
「俺の弟みてぇなもんだ。てめぇらがあの腐れ女に付くよりも俺たちは信頼している
碧識の優しさにも気づけねぇ野郎が知る必要はねぇ」
XANXUSは少しずつ笑みを濃くしながら歌うように言葉を紡いだ
そこに普段の寡黙な彼の姿はなかった
「碧識を絞める指は切り落としてしまえ」
ひうん ひうん
ザクッ!
左手を動かしてスクアーロの指に絡んでいた曲絃糸が絞まりスクアーロの指を第2間接から先を切り落とした
「う゛っ……!」
「碧識を殴る腕はもぎ取ってしまえ」
ぐちゅ……
XANXUSは曲絃糸をしまってからスクアーロに馬乗りになり腕に手をかけてスクアーロの腕をもぎ取った
「ぅぎぃ……!?」
「碧識を蹴る足は折ってしまえ」
バキッ!!
「あ゙ぁ…………っ!」
次にスクアーロの足に思い切り膝蹴りをした
足は異様な方向に曲がった
片方も同じように異様な方向を向いている
「碧識の声を煩わしいと感じた耳は切り取ってしまえ」
ザシュッ!
「っ……」
XANXUSは持っていたナイフでスクアーロの両耳を切り落とした
それでもXANXUSの腕は止まらない、怒りは収まらない
スクアーロはもう声を出すことも出来なかった
「碧識を見る目は抉ってしまえ」
グチュッ……
XANXUSの太い指がスクアーロの眼球を抉り出して握り潰した
その瞬間、スクアーロは息絶えた
「チッ…もう終わりか。仕方ねぇ
……てめぇらで死期を早めるなんて馬鹿馬鹿しい」
真っ赤に染まった指を舐めながら呟く声は暗い闇に消えていった
《暗殺部隊》――ヴァリアー、処刑完了
