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迫りくる真実

「どうしようかな
やっぱり、火炙りかな」


考える仕草をするマーモンにベルはナイフを投げようとするが動けないことに気づいた


「ああ、動こうとしても無駄だよ
君の″ナイフを投げようとする行動″という記憶を抹消したんだから」


「何……?」


「よし、やっぱり火炙りだね」


「王子が火炙りってマジありえねーし」


「僕は火を使うんじゃないよ。この火炙りは身体を燃やすんじゃない
炙るのは記憶や存在」


「は?」


ベルはマーモンの言った言葉の意味が分からなかった


「記憶の操作が僕の専売特許でね。裏を返せば、それしか無いけれど
記憶の抹消というよりも記憶の消去だね
上書きもされないただ真っ白の白紙に戻されて存在そのものが無くなる
僕なりの処刑方法の1つさ」


「処刑ってどういうことだよ……」


「碧識を貶めたからね
僕と君たちじゃ世界が違うんだ。さぁ、記憶が蝕まれる様を感じながら朽ちるといいよ
最期くらいは見てあげるし、記憶の無い君を殺すのは簡単だからね」


パチンッ!とマーモンが指を鳴らすとベルは酷い頭痛に床に蹲った
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