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リセットボタンは壊せ

「綱吉様──いえ、碧識様は貴方を信じていました
零崎には殺人衝動というものがあります。それを彼は必死に抑えていました
理由が分かりますか?」


風は綱吉の伝言を伝え終わった後にそう続けた
しかし返ってくるのは無言。それを予想していたかのように風はやれやれと肩を竦めた


「碧識様は壊したくなかったのですよ。日常を
表の家族。貴方や貴方の奥方、碧識様の双子の姉。家族や日常を
彼は平穏を何よりも望んだ。だから私も彼の意思を尊重し私は表立って彼の側へと仕えることを控えました。なのに、その平穏を奪ったのはその家族
────皮肉な話ですね」


「ツナが、そんなこと……っ。悪かった……!父親なのに、お前の言葉を蔑ろにしてしまった……っ!」


「普通は、裏世界と表世界で両生活をするのは大変です。しかし彼はそれをしていた
そんな彼の想いを裏切ったことを、私は許せません
自己満足だと言われてもいい。彼の命令で無くとも


貴方達を殺します」



その刹那。風はクナイを四本投げた
それは寸分狂わず、オレガノとターメリック、家光にラルの心臓を貫いた
体を貫かれて4つの屍が横たわるのを風は冷めた瞳で数秒見下ろしていたが、やがて携帯を取り出して番号を入力し通話ボタンを押す





「主人、終わりました
貴方のご命令通り、一撃にて
残りは緋志ですが、それを見てから帰ります」


《うん。ありがとう……》


「最後に謝っていました
蔑ろにして悪かった、と」


《……っ、…待ってる…》


「はい」


短く答えて電話を切ると今頃泣いているであろう綱吉の姿を思いながら玉藻と頼知を連れて門外顧問を立ち去った





《門外顧問》オレガノ、ターメリック、ラル・ミルチ、沢田家光、処刑完了

《門外顧問》――殲滅完了
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