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リセットボタンは壊せ

「奇野はどうしますか?」


「んん?あー、どうすっかなー」


「ゆらぁ、りぃ……」


「……困りましたね
彼女は予定に入っていなかったはずですが」


会社の一角を歩いていると目の前を通った少女に彼は鋭く目を細くし顔を顰めたあと携帯を取り出した


「……策士、《闇突》がここにいるのはどういうことですか」


《そちらにいましたか。申し訳ありません。目を離した隙にどこかに行ってしまい……申し訳ありません》


重ねて謝罪する電話越しの少女に彼──闇口風はため息をついたあと、口を開いた


「謝罪は結構です。こちらに来てしまったのなら致し方ありません
彼女も戦力に加えます。いいですね」


《分かりました。では玉藻をよろしくお願いします》


有無を言わさぬ口調の風に士荻は了承すると電話を切った


「防毒面さえあればいけますか、奇野」


「調節すりゃ行けるぜ」


「……ではこのフロアに分からない程度に毒幕を張ってくれますか?ここは任せます」


「りょーかい。んじゃ、狐さんの命令通りに行きますかっ」


風はその場から消えたのを見て頼知は後ろ手を振りながら隈無くフロアを歩いていく











「貴様、何者だ!」


「俺の名前?俺は奇野頼知っていうんだ。気軽にキノラッチって呼んでくれよ


──言えたらの話だけどな」


ニィッと口を歪めた頼知が踵を返すと先ほど頼知へと話し掛けた男達はもがき始める


「ぐぁ゙ぁ゙あ……!!」


「ぐ、ぐるじ……っ」



「即効性の毒とあらかじめ張ってた毒幕の組み合わせだからさ、結構辛いぜ
そのまま藻掻き苦しめよ」




《病毒遣い》──奇野頼知

《仮初遊離》──闇口風

《闇突》──西条玉藻


《門外顧問》に侵入、壊滅開始
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