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少しばかりの絶望と共に一つの終わり

「やるしか、ねーみてぇだな…!ロマーリオ、お前は下がってろ!!」


「分かったぜ、ボス」


己の武器である鞭を構えて部下に命じる
それを見てから雲雀は地面を蹴り、間合いを詰めてトンファーを構えた


「恭弥、てめぇ……!」


「何?それよりもさ…名前」


「はっ?」


「名前、呼ばないでくれる。僕の名前を呼んでいいのは一握り。それ以外は《匂宮》なり《漆黒愁愛》なり、成功者なり何なりと呼ばれてる
名前を呼んでいいのは一握りで身内のみ。綱吉や出夢、蒼姉は然り、骸や凪、零崎一賊。断片集に最強や最弱…それくらいだ
出夢に貰い、蒼姉に呼ばれ、綱吉に好まれるこの名を、貴方程度に呼ばれる筋合いは無い」


トンファーを持った右腕を振り上げてディーノの頭上へと振り下ろす
ディーノはそれを鞭で防ぎ衝撃を抑えるが、膝を付いた。否、付いてしまった


「愚か、と形容しようか。僕が生徒?僕が師と認めた者はいない、存在しない
貴方のことはただの裏社会程度の力量で意気がっているだけの愚かな蛙に過ぎないんだよ
綱吉を罵倒した者には死刑宣告を、綱吉を迫害した者には怒りの鉄槌を綱吉を傷つけた者には死を
それ相応ではなく、その何倍にも返してあげる。信条は綱吉そのもの
綱吉さえいればいい。綱吉が笑っていればいい。綱吉は悲しんではいけない。綱吉は迫害されてはいけない。綱吉は笑ってくれるならば、何でもする
それが例え、僕自らの死であろうと」


嘲笑する雲雀にディーノは目を見開いた


「…なんで、そんなにツナに尽くせるんだ」


「綱吉は初めて僕を受け入れてくれた。出夢や理澄以外には初めてだったんだよ。さぁ、会話はお開きだ」



そう宣言すると同時に右手に持った銀色に輝く刃物を出したトンファーをロマーリオに向かって投げる。避けようとするが間に合わずに頸動脈をあっさりと切られて絶命した
それに気付いたディーノは一瞬、雲雀から目線を外した
その隙に雲雀は体を思い切り捻り跳躍したあと、天井を蹴り真っ直ぐディーノの頭上に足を大きく振り上げて踵落としの格好になる





「さようなら、キャバッローネのボスさん

《全破壊(オールラウンド)》!!





ブシャアッ!!



ゴトッ……







《跳ね馬》ディーノ、処刑完了
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