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始まりを告げるのは鬼と世界

《っていうことだからよろしくね!》


「何が…「っていうことだから、よろしくね!」だ!
意味が分からねぇ!」


《えー…そのままの意味なのにー
詳しくは1ページ前を参照!》


「何てメタな解答!
つーか、ヴァリアーも入ってんだろうな?」


小さく咳払いをして緋志は話題を変えた


《そうなるね。時刻に詳しい配置は伝えてあるからそっちでまた聞いてね!》


「そうか。碧識……泣いてたのか?」


《へっ?何で?》


「声が震えてる
怖いなら怖いと言えばいい。それは必要な感情だ
恐怖がなけりゃなんにも生まれやしねぇからな」


《…緋志は、怖いって思ったことがある…?悲しいとか、悔しいとか…》


「怖いと思うことはお前が消えることだ
手の届かないところにいなくなったりすればそれこそ俺は俺じゃなくなるだろうな…悲しいや悔しいは碧識の表情だ
最愛が泣けば悲しくなるし、最愛が怒れば怒らせた根源を恨んだりする
守れなかったら、悔しいだろうな」


《そっか…、緋志のおかげで気持ちが吹っ切れた!
オレは許せない。だから、大切なもの全部を喪失させて苦しませるよ》


「そうか、無茶はすんなよ」


《うん!ありがとう、緋志。頑張ってね!》


プツッ…と切れた電話を愛しそうに見ながら緋志はドアを叩く音に反応を示した


「入れ」


「ゔお゙ぉ゙ぉ゙い゙!!ボス、夕食が出来たみたいぜぇ!!」


「ハッ、そうかよ
最期の晩餐を精々楽しみやがれ、ドカス共」


ドアが閉まると同時に緋志は自分の周りにあるものを見渡してから嘲笑った




(俺は碧識の笑顔を見るためなら何でもしてやる
傷つけた奴らには死を

嘲笑った者には蔑みを

迫害した者には永遠の苦しみを

裏切ったものには最高の裏切りを───)
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