このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

手のひらの上で滑稽に踊るのは…

「もしかしてオレを見つけてこの家に閉じ込めるつもりだった?」


「ち、ちが……っ」


「違わないよ
それにオレはもう沢田綱吉じゃない
それと…ナミ」


「な、何……?」


「骸を手に入れようと思っていたみたいだけど残念だったね!
冥識のお兄ちゃんは渡さないよ。家賊は必要だもん
オレの居場所。オレを愛してくれる。オレが生きる理由を与えてくれる


だから、大切なものを奪おうとするならオレだって抵抗するよ?たとえ、一緒に生まれて一緒に育った双子の姉でもね」


「ツ、ナ……私…謝るから…っ」


泣きそうな瞳に映った自分の姿を見て綱吉は笑った


「あははは!!何を?オレを嵌めたこと?オレを貶めたこと?オレから日常を奪ったこと?オレの家賊に取り入ろうとしたこと?どれに??」


「え…………?」


綱吉の言った内容に呆気に取られる奈々
江波はガチガチと歯を鳴らして震えていた


目の前の双子の弟に

目の前の自分の片割れに

目の前の恐怖に

目の前の憤怒に

目の前の存在に

目の前の沢田綱吉に

目の前の零崎碧識に



ただただ目の前の彼に恐怖、困惑をしていた



「……オレは大切な家族だと思ってたんだよ?
だから頑張って沢田綱吉として接していた。それを壊したのは紛れもない君たち

だから、オレはここで宣言してあげる






君たちの幸せも家族も五感も笑顔も日常さえも全てを壊します
覚悟なんてしないでください
困惑なんてしないでください
抵抗なんてしないでください
謝罪なんてしないでください
恨まないでください
罪滅ぼしなんてしないでください
恐怖してください
戦慄してください
後悔してください
壊れてください


全てを受けとめてください」




綱吉はただ固まるしかなかった奈々達を置いてそのまま家に入っていった
4/4ページ
スキ