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手のひらの上で滑稽に踊るのは…

「お母さん、今…何て?」


「ツッ君が帰ってこないのよ
どこに行ったのかも分からないし…」


頬杖を突きながら奈々は困ったと言わんばかりの大きなため息をついた


「警察に聞いたの?」


「それがね…警察に捜索願を出したんだけど、「沢田綱吉という少年は実在しない」って言われたのよ
一体、どうなっているのかしら……」


「(昨日までここにいた。私の部屋の隣にいた。この家にいた、中学にいた

……どういうこと?)」


江波は考えても分からず、ただ頭に響く警報音も無視した。その時───







ピーンポーン!!






二人の重い沈黙のなかに大きくインターホンが鳴り響いた
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