このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

人気者と嫌われ者の違い

「相変わらずの廃墟……
いつ見ても悪趣味ね」


近くにあった石ころを蹴飛ばしながら江波は黒曜ランドの中を歩いていた



ヒュンッ!!


「─────っ!!?」


「また来たの?…早く立ち去って…気持ち悪いから
それに貴方の方がよっぽどの悪趣味…」


「(どうしてクローム髑髏がこんな戦闘能力を持ってるの!?私が避けきれないなんて…!)
背後から急襲して声をかけないでくれる?私はボンゴレのボスよ?」


「私は認めない
それに…私は、ボンゴレじゃない」


江波は三叉槍を当てられていたのを外されると顔だけクロームの方へと向いた
その刹那、彼女は驚愕した


「どうして、右目が…!」


「私は今、骸様…いえ、冥識様の奴隷。闇口凪
冥識様の命令で私はここに在る…そして──…」


「クフフ、そこまでです、凪」


クロームの言葉を遮り特徴的な笑い方をしながら彼は現れた
そして江波は彼へと近づき抱きつこうとする


「骸ぉ!!恐かった!
クロームちゃん…どうして私を…?」


「白々しい演技はやめていただけますか?」


骸は三叉槍を江波の喉元に突き付けながら骸は鋭い口調で言い放つ


「ど、どうして…!」


「クフフ…僕の愛しい愛しい愛して止まない弟を傷つけた君は殺したいくらいに憎い対象ですよ」


「冥識様、殺してはいけないのですか…?」


「えぇ。たった今、碧識から電話がありましてね
時刻と闇口がやってきました。そして、彼女をしばらく放置しておけと…
あぁ、またこの廃墟に住まう二人の処分も考えなくては。とりあえず、癪ですが…匂宮の家に集まることになりましたから行きますよ、凪」


「《人類最愛》の望みなら……犬と千種は好きにして?私たちとはもう違う世界だから」


そう言い残し骸とクロームは霧となって姿を消した
残された江波は唇には血が滲むほど噛み締めた


「(何よ、《人類最愛》は私よ!《人類最愛》が誰であろうと私が殺してやるわ…!)」
4/4ページ
スキ