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最期の後悔

「まずはシャマルか…」


「そういや、アイツの相手って誰だ?」


「そんなの決まってるだろ

そろそろ傍観者という立場から離れたらどうだ?」


「みゅははん!!琉識はいつから僕に気付いていたのかな?」


「「「「「「音織!!」」」」」」


琉識達の顔には笑み、獄寺達の顔には驚愕の表情が浮かんでいた


「久しぶりだねん、顔面刺青」


「おい、俺は顔面刺青って名前じゃねぇ!!」


「分かってるよ、人識君」


「ったく…相変わらずというか何というか…」


「狐識兄、狼識兄も元気そうで嬉しいよ」


「僕もですよ、可愛い音織…唯一の妹である羅節も」


「羅節って呼ばないで欲しいかなー
僕、ここじゃ音織って名前だから」


「クフフ、そうでしたね
すみません」


「音織…」


「狼識兄、異世界でね
恭弥が零崎になってた世界もあるんだよん?
たまにはイレギュラーで匂宮の姉弟とかね」


「…匂宮?僕が?」


眉間に皺を寄せて不可解そうに狼識は音織に尋ねる


「うん。闇口と匂宮の混血!でも、この世界だからこそいいんだよ
みんなは普通、一つの世界しか体験できないから逆に必死に生きようとすることができるからね」


「全く、音織の考えることは分からないな
これは前回も言ったか」


「言われたねー。んで、僕の番は終わってたりー」


音織は笑顔でシャマルの方に向く


「作詞作曲零崎音織
作品No.81番《幻想マジシャン》」


「………何を…!」


「実を言うと、ここに現れる前にちょっと細工をして闇医者さんの肺にナイフを突き立ててたんだよね
もちろん僕の声に意識を集中させて感じないようにして。で、僕の合図と共に…グサリって!

ってことで」










パチンッ








「バイバイ。愚かな闇医者さん」




「がはっ……っ!!」


血を吐きながらシャマルの体は傾いて地面に落ちた
一本のナイフが体を貫いて


「「「「シャマル!?」」」」


「僕は琉識の対の存在だからね
楽に死なせてあげたよ。まっ、滑稽な姿を見せてくれてありがとう」




トライデント・シャマル──処刑、完了
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