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相思相愛の懇切

「綱吉…起きなよ」


「ん…まだ…8時だろ……あと5分」


綱吉が布団に包まっているのを一瞥して雲雀はふと横に視線をずらすと大きなため息をついた
そこにあったのは元は目覚まし時計だったであろうものが粉々になって鉄屑として散らばっていた


「……時計、壊れてるんだけど…」


「え……嘘!!?」


「本当。今は8時20分」


「うわぁぁあ!!マジかよ!!人識は!?」


「下で戯言遣いと喋ってるよ」


「あっ…今日か
……そういえば、どのくらい寝てたんだ?」


「25時間38分04秒だよ
やっぱり先日のが堪えたのかい?」


「……うん。正直さ…母さんや父さん、オレのことを信じてくれていると思っていたんだ
所詮、自惚れにすぎなかなったんだけどさ…」


「夜通し泣いていたのも分かってるよ
……僕たちだって親を亡くした。しかも目の前で
だから気持ちも分かるんだ」


「うん…でも、吹っ切れた!オレには恭弥達がいるんだもん」


雲雀は微笑んでベッドに座っている綱吉の爪先に口付けた


「爪先へのキスは忠誠の証。僕と骸はいつまでも貴方に付いていく
主と決めた者の為ならば…世界をも裏切ることができるんだ」


「昨日も骸に同じことを言われたよ
信じてるよ、恭弥」


「光栄だよ。今日で最後の日だね」


「うん。全てが終わる
最後の『戯曲』を始めようか」
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