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家族と哀歓

「動かないわよね?
そりゃアンタの体に神経の隅から隅まで神経毒を入れたんだから」


「!?」


「謂神の血を引き継いでいるんだけど、次に血が濃いのは奇野って病毒使いなの。だから悲観しないでね?

裏世界の秩序を汚したのはアンタ達なんだから」


M.M.は笑いながら二本のナイフをそれぞれ両腕の付け根へと突き刺した


「痛みって感じないでしょ?アンタなんかに痛みを感じさせるつもりなんてないから神経麻痺も含めてるの。次は足?」


M.M.はさらに二本のナイフを足の付け根に突き立てていると綱吉の隣で一姫が寝ていた


「おいおい…一姫、起きろ」


「スー…スー…」


「…はぁ、ユエ…どうだ」


「拷問しようとしたのに全然口を割らないわ、ずっと視点の合ってない目で空を見てるわで退屈ー
もういいかしら?」


「あぁ」


「一番酷い死に方ってね、窒息死なの知ってる?」


何をされるのか察したビアンキが必死に体を動かそうとするが無駄な努力だというようにM.M.は嘲笑って肺へと二本ずつナイフを突き立てて踵を返した



「そうそう…麻酔は切れてるから苦しみながら逝けるわよ?よかったわね

さて、明日彼女が回収に来るから、ここに放置しておいて大丈夫よ
琉識、帰るわよ!骸ちゃんを待たせてるんだから」


「本当に骸一筋だな
よいしょっ!」


一姫をおんぶして綱吉は屋根から飛び降りて家路へとつく
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