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家族と哀歓

「へぇ、屋根の上なんて素晴らしい死に場所を選んだわね、楽しませてもらえそうじゃない!」


「ここにいたのか、ユエ」


「琉識、意外と毒サソリってセンスいいのね」


「そうか?オレは悪いと思うけどな
わざわざこんな足場の不安定なところを選んで…
「自分を窮地に追い込んで頂戴」とでも言いたいのかな?」


「くっ……」


声帯模写をしてビアンキの声で言う綱吉にM.M.は笑って応えた


「琉識、どうしたい?」


「決まってるだろ?
全力で殺せ。手段は問わない、ユエがやりたいように殺せ」


「了解!
じゃあアンタはとっておきで殺してあげる!」


M.M.はナイフを数十本取り出した


「ツナ!貴方、何をしているのか分かってるの!?」


「ん?分かってるよ?
ただオレを拒絶した他人を殺した、それだけでしょ?それがどうかしたの?」


「他人!?ママンは貴方の…!」


「ごちゃごちゃ煩いよ
オレを生んでくれたのは嬉しいよ?でも実の息子を信じずに他人の女を信じる方も悪いじゃん
実際、見てもいない現場を推測で…憶測で決めてくれるなよ」


「あんまり琉識を怒らせないで。一姫なんて腸ひねくりかえってるわよ、きっと」


M.M.がナイフをお手玉のように弄びながら後ろを一瞥すると一姫が右手を掲げていた


「久しぶりに拷問狂として行動することにするわ
知っていることを洗い浚い吐いてもらって苦痛に身悶えながら死んでもらう」


両手の指の間にナイフを挟むとビアンキ以外の全員が口元に笑みを浮かべた
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