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背徳の調べ

「げっ……ユエじゃねぇか」


「久しぶりね《人間失格》

…それよりもアンタ達、弱くなったんじゃない?」


「M.M!?」


「あり?ユエ、こいつらと戦ったことあんの?」


「人識、アンタ…琉識や骸ちゃんから聞いてないの?
一回、琉識の遊びに付き合ったらこいつらと戦ったのよ。あの時は女に邪魔されたけど、遊びだったからクラリネットしか使わなかったけどね」


「マジか
つーか、アレだけしか使ってないのかよ」


「…で、アンタが私の可愛い琉識を怒らせて、骸ちゃんが言ってた雌豚?
凪よりも酷いブスじゃない」


「聞き捨てならない言葉が聞こえたんだけど…あれ?誰かと思ったら強欲女?


どこからともなく現れた凪が爽やかな笑みをつけてM.Mを見ていた


「強欲女って言ってくれるわね…私には謂神ユエって名前があんのよ!!」


「貴女なんかに骸様や琉識様は渡さない」


「おいおい……ユエは何をしに来たんだよ」


「あぁ、忘れるとこだったわ。イリアやノアが協力してくれたおかげで、雌豚の親が滑稽な声色で懇願してきて早く商談が終わったのよ

それで、時間が余ったからちょっと別行動でそこの雌豚を見に来たってわけ」


「じゃあ、さっさと帰ったら?」


「言ってくれんじゃない、凪」


「それほどでも」


「な…っ。謂神!?」


「えぇ、そうよ?
私は四神一鏡の一人、ユエって本名だから
あっアンタ達はそのままM.Mって呼んで
本名を呼ばれるのは癪に障って仕方がないの
まっ、ただ彼の『戯曲』に参加するからこっちに来ただけよ

じゃあね、アンタたちの地獄が生ぬるい所ではないよう願っているわ」


M.Mはそう言い残して窓から出ていった
呆然としているクラスメートに見向きもせず人識は凪を連れて家へと帰っていく
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