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最高の終局

「終わったね、琉識」


「あぁ。残りは直さんに」


琉識は血濡れの手を狼識から受け取ったタオルで拭うと携帯を取り出して電話帳から探した


「あー、もしもーし
直さーん」


【誰かと思えば…高貴な私の高貴な友人ではありませんか
どうなさいましたか?】


「ちょっと派手にやっちゃったから事故処理をお願いしようと
あぁ、死体処理はこっちでやるから、情報の方を」


【つまり、なんらかの事故だということにすればよろしいと
高貴な友人の劉威君ならば喜んでその仕事を行いますよ】


「じゃあ、そういうことで!直さん、ありがとう!それと、仕事中にごめんね」


【気にしないでください
高貴な貴方が気に掛けるならばまた高貴な私に会いに来て下さいね】


「うん。近々、お邪魔するよ」


携帯を閉じて琉識は振り返ると校門に四つの人影が現れて琉識達に駆け寄ってきた



「琉兄達、終わってしまったんですか?」

「萌太君、崩子ちゃん、姫ちゃんにユエさん…血塗れだね」


「骸ちゃん、呼んでよ
おかげで骸ちゃんや恭弥、琉識の活躍が見れなかったじゃない!」


「遊んでた強欲女が悪いの。骸様は悪くない」


「何よ、このブス!!」

「ブスブス煩い、笛吹強欲女!」

「黙りなさい、強奪ブス!」


狐識の右腕に時空が、左腕にM.M.が自らの腕を絡ませて互いの悪口を言い合い…


「恭弥兄様の活躍を見られなかったのは私も残念です」

「もう少し早く終わらせられればよかったのですが…」

「構わないよ。二人ともお疲れ様
また時間ができたら遊びに行くよ」


「「はい」」


狼識が萌太と崩子の頭を撫でて笑い合い



「うわぁぁん!姫ちゃん、琉識さんと活版、まだ目に焼き付けていないですぅ!」

「姫ちゃん、活版じゃなくて活躍ね。でも、仕方ないよ
別行動だったんだし、姫ちゃんは姫ちゃんで頑張ってたんだから」

「そうだぜ、いーたんの言う通りだ
それに安心しろ。ビデオでよかったら音織の奴が収めてる」

「本当ですか!?音織さんにまた借りなきゃです!」


泣き喚く一姫を戯言遣いと潤は宥めて


「ぎゃははっ!!音織、もう行っちゃうのかよぉ!!」


「うん。まぁ、僕は本来この世界にはいないはずの存在だからねん
いすぎたらマズいんだよ」


「へぇ、じゃあ俺も行くことにすっかな」


「どこに行くんだ、人識」

「また兄貴に捕まらない所だ。琉識はこれからどうすんだ?」


人識は琉識に尋ねると愚問だと言わんばかりに狼識や狐識、時空と目を合わせて──…



「ふぅん、オレはとりあえず…



家賊の家に帰って、みんなで笑って暮らすことにするさ




大好きな家賊や身内と一緒に普通に生きるよ


それと…みんな、手伝ってくれてありがとう!!!」



満面の笑みで琉識は笑う


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