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最期の後悔

「オレが最後だな!」


背伸びして琉識はバイオリンを弾いている音織の元に歩いていく
隣に琉識が来たのを見ると音織は演奏の手を止めた


「みゅはは、言われた通りに神川梨奈の口を封じていたよん」


「サンキューな、音織
愛してるよ」


「うにゅ、それは解されるってことかなぁ?」


「お前を解したらオレは全てを拒絶して自殺するね」


「みゅはは、軽い冗談だよん!まっ、僕も同じだね」


「じゃ、神川梨奈の処刑開始ー!」


右手に紅月を左手に蒼陽を持ち梨奈の喉元に切っ先を突き付ける


「音織、解いていいよ」


「みゅははん。分かったよん。話せ」


「……、…はっ…武…隼人、了平さん…ディーノさん…シャマル先生…リボーン君…っ
京子ちゃん、ハルちゃん…花ちゃん…!千種君…犬君…!」


周りに散乱する死屍累々に梨奈はしり込みしながら涙を流す


「悔しい?悲しい?
それとも駒が死んで清々してるかな?」


「……いやっ…!」


「嫌って言われても、処刑は変わらないよ
君がオレを玩具のように扱おうとしたからオレの身内が怒った
オレはそれを抑えていたけれど、最後にはオレを屋上から落とそうとした
それだけで十分な理由だ」


紅月を喉元から左腕へと移動させて力を込めると血が流れて冷めた瞳で琉識は梨奈を見下ろす


「オレを嵌めた時にコレを自分でしたよね
あの時はカッターだっけ」


「痛……ッ…」


「自分でやるのは痛くないのに?オレを手に入れようとしてたみたいだけど…この程度じゃ恭弥や骸からすぐに殺されてデッドエンド!オレの昔の呼び名みたい」


「…っ…よび、な……?」


紅月を離して物思いに耽る琉識へと顔を歪ませながら問う梨奈


「うん。昔はさ
沢田綱吉ともう一つあったんだよね
風波劉威って名前がさ」


「!?風波って……テロリストの…っ」


「へぇ、知ってる上にしっかり話せるんだ?
うん。最近はそんな大事、やってないけどね!
《狂う回廊》破壊崩壊
オレのもう一つの二つ名だよ。覚えなくても、構わない
どうせ死ぬんだしね」


琉識は蒼陽を逆手に持って梨奈に馬乗りになった
後ろ髪をなびかせて狂気の表情を浮かべた


「君が馬鹿なことをしなかったら周りにいる奴らも死ななかったんだよ。山本武は野球のプロに笹川了平はプロボクサーになってたかもね

君は笹川京子や三浦ハル、黒川花と笑っていたかもね。全て壊したのはオレじゃない。神川梨奈、お前だよ」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!」


「オレは山本武に日本刀で思いっきり足を斬られたから、神川は両足をズタズタにしてあげるよ!」


「ヒッ……!!」


琉識は足の間接という間接に、深々と蒼陽を刺していくと赤い血が一本、二本…と増えていく
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