はじめに
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わいわいと騒がしく、少年少女達が学校までの道のりを急ぐ朝。
「おはよう、忍!!」
「はよ~っす。」
常に寝不足気味の忍は、挨拶をしてくれた友に、右手を上げ適当に返事をした。
「あ、適当だな~今日は特別な日なのに。」
そのことをさして気にする素振りもなく、友人はニコニコと忍の横へ来て自然と通学を共にする。
「およ?そうだっけ?」
すっとぼけた態度を取りつつも、取り敢えず彼女は頭をひねる。
しかし、殺し以外で彼女の頭はまわらない。
(ハハッ、俺こんなバカだっけ?)
心の中で嘲笑していたら、友の声が聞こえた。
「今日、18の誕生日っしょ!やっと家訓が解除されるでしょ?」
「あ、な~る。誕生日ね。うん、家訓な家訓家訓。…え、誕生日?」
適当に返事を返していて、はたと気づく。
(うそ、マジ?俺今日誕生日?)
「やっと、やっと男キャラから開放されるー!!」
思わぬ出来事に上がる声をおさえられず、視界にはいる慌てる友の動きも認識できない。
「わわっ、こんなとこで叫ばないで!!」
ワタワタと手を振る友人の顔は羞恥から真っ赤になり、けれどそれを気にすることもなく忍はニコニコと笑みを浮かべていた。
「何いってんだよ、お前、18だぞ?家訓が…俺を縛っていた一本の紐がほどけたんだぞ!?」
「嬉しいよ?嬉しいと思うよ?でも落ち着いて!」
周りの迷惑そうな顔を見て、やっと状況を理解する。
「あ、わり…」
謝ると、仕方なさそうな呆れたような曖昧な顔で友はさっさと先へ歩いていった。
わいわいと騒がしく、少年少女達が学校までの道のりを急ぐ朝。
「おはよう、忍!!」
「はよ~っす。」
常に寝不足気味の忍は、挨拶をしてくれた友に、右手を上げ適当に返事をした。
「あ、適当だな~今日は特別な日なのに。」
そのことをさして気にする素振りもなく、友人はニコニコと忍の横へ来て自然と通学を共にする。
「およ?そうだっけ?」
すっとぼけた態度を取りつつも、取り敢えず彼女は頭をひねる。
しかし、殺し以外で彼女の頭はまわらない。
(ハハッ、俺こんなバカだっけ?)
心の中で嘲笑していたら、友の声が聞こえた。
「今日、18の誕生日っしょ!やっと家訓が解除されるでしょ?」
「あ、な~る。誕生日ね。うん、家訓な家訓家訓。…え、誕生日?」
適当に返事を返していて、はたと気づく。
(うそ、マジ?俺今日誕生日?)
「やっと、やっと男キャラから開放されるー!!」
思わぬ出来事に上がる声をおさえられず、視界にはいる慌てる友の動きも認識できない。
「わわっ、こんなとこで叫ばないで!!」
ワタワタと手を振る友人の顔は羞恥から真っ赤になり、けれどそれを気にすることもなく忍はニコニコと笑みを浮かべていた。
「何いってんだよ、お前、18だぞ?家訓が…俺を縛っていた一本の紐がほどけたんだぞ!?」
「嬉しいよ?嬉しいと思うよ?でも落ち着いて!」
周りの迷惑そうな顔を見て、やっと状況を理解する。
「あ、わり…」
謝ると、仕方なさそうな呆れたような曖昧な顔で友はさっさと先へ歩いていった。