第1章 (一)ギャンブル

 東京の六本木では、中年の男たちがギャンブルを楽しんでいた。
「俺、上り~!!」
 白髪混じりの男が自分の持っていたトランプの裏面を見せ、チップをがっぽりと換金してもらう。
「あ、斉藤さんいいなぁ。僕はまだまだですよ」
「外は寒いからまだ待っててやるよ。――それより。仕事はしてきたんだろうな?」
「指示通りにやりましたよ」
「ならOKだ」

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