美人秘書の恋【マイトガイン】

東京湾に浮かぶ都市
ヌーベルトキオシティ。
給油などがなくなり
今の時代は電気ので 生活している世界だった。
昭和130年の時代。

そのヌーベルトキオシティのど真ん中に
そびえ立つ大きな建物。
そこが 松原いずみの職場である。

松原いずみは 19歳の若さで
総帥の秘書になった。

赤い髪を持つ彼女に
イヤリング、ピンクの肩なしのシャツとパンスト
そして 紫のスーツを纏い スーツと同じ色の
ハイヒール。

そして 社長の旋風寺舞人のもう一つの姿を
いずみだけが知っている。

そう 噂のマイトガインのパイロットであり
そして 勇者特急隊の隊長の姿。

旋風寺舞人の父親である旋風寺旭は
世界中を飛び立っていた。

舞人の母であるルリ子と出会い、結婚した。
そんな時 旭は巨大な悪の存在を知り
ヌーベルトキオシティにルリ子と共に
帰った。

旭は 巨大な悪を倒すべく勇者特急計画を開始したが
旭は ルリ子と共に 巨大な悪によって
殺された。

一人息子である舞人を置いて。
死ぬ間際 旭は必死に息子に
「巨大な悪が世界を狙ってる。」と言い残した。
舞人は 父の意志を継ぎ 勇者特急計画を完成させた。

いずみは 社長を受け継いだ舞人を
見ていた。

本当なら 両親の愛を受け取りながら
学校に通っていいはずだ。

しかし 舞人は弱音を吐くところが
頑張っていた。

だから いずみは 舞人を見守るように
オペレーターになった。


この日 初めて 舞人の相棒ロボの
ガインの超AIを 起動して
ガインにとって 初めての夜だった。

いずみは そっと ガインのところに行った。


ガイン『あなたは?』

いずみ「私は 舞人さんの仲間の松原いずみです。
よろしくね。ガイン」

ガイン『舞人の…?』

いずみ「ガイン、お願いがあるの。」

ガイン『なんだい?』

いずみ「私ね、 舞人さんたちが大事なの。
だから 無事に帰ってきてね。それが
お願いよ。」

ガイン『舞人は マイトガインに合体すれば
私の中にいるのか?』

いずみ「ええ。だから マイトガインは
無敵として戦ってほしいの。舞人さん
寂しがり屋なのよ。戦いの時だけが
あなたを守ったり あなたが舞人さんを
守れるの。」

ガイン『そんなに 舞人は大事なのか?』

いずみ「家族だから。あなたも。これから
あなたの仲間になる子たちも家族だから。」

ガイン『ああ、分かった。覚えておく。
ずっと。』

いずみ「ありがとう。ガイン」


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