君の幸せの詩 【流川✕三井】

次の日 三井は病院に行き
医者からは 「軽い捻挫」と言われ
約2週間。その間に 住む場所を
探さないと 三井は思った。

流川の元妻には
流川と三井と子どもたちそれぞれへの
側近禁止令を言い渡された。

三井は 自分のチームのエージェントから
そう言われた時 

俺には関係ないと思った。


流川が三井の異変に気付いたのは
三井がいるチームとの試合の時だった。

三井のチームメイトには
湘北では赤木、陵南には福田
海南の神、翔陽の藤真、山王には
深津と松本だった。

常に 三井の周りには チームメイトが
いたのに 今は 赤木、福田、神、藤真、深津、松本の傍にいるようにしていた。

赤木は チラッと流川を見ていた。
それは 助けてくれと目だった。


その夜 赤木は 流川と会っていた。
そして 流川は 初めて
三井が置かれた状況を聞かされた。

ストーカーされていたのだ。
これが証拠になったのだ。
今は 鉄男との交流がなかったことを。
グレていた頃は 鉄男や竜や徳男たちが
守っていたという。

赤木は 今は 三井は自分のマンションすらも帰っていない。

その話に流川の目が大きく開いた。


赤木「まぁ、奥さんは亡くなってるし
お子さんはお前が引き取ってるんだろ?
お前はどうしたい?流川?
まさか このままするつもりか?」

流川「そ、それは…」
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