君の幸せの詩 【流川✕三井】

流川「以上です」

三井「お前な…!よく平気で
俺の妻に!」

流川「アンタが好きだったからです。
愛さん 分かってたんすよ。自分の命が
短いって。だから アンタや医者の反対を押し切って 梢を出産したんすよ。」

三井「愛…!」

流川「俺はセンパイのように、妻を愛していなかった。愛していたのは アンタだった。」


流川は 嫌がる三井の手首を掴んで
自分のところに 引き寄せた。


流川「アンタがいたから 今の俺が
いるんすよ。」

三井「う…ひっく…」

流川「愛さん 俺とアンタが一緒になるのを
願っているんす。」

三井「る…流川ぁ…」

流川「ずっと 一緒にいるんで…」

三井「愛との…約束?」

流川「違う。俺はアンタとの約束が欲しい。」

三井「流川…」

流川「アンタさ 俺のこと 好きなんだろ?だから 俺との同居を受け入れた。」

三井「う…うん…お前が好きだから…お前のを受け入れたんだ。」

流川「俺と結婚してください。必ず
幸せにするんで」

三井「付き合ってないのに?いきなり
結婚を…」

流川「嫌ですか?」

三井「嫌じゃねぇよ。まずは
付き合いってどうだ?」

流川「そしたら 結婚してくれる?」

三井「もちろんだ。」


流川はそっと 三井を抱き締めた。

ドアの向こうから
子どもたちが泣いてた。


三井「え!?梢!?颯!?」


三井は子供たちのところに
走っていった。
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