days

タクシー

2020/04/02 06:50


昨日の夜、タクシーに乗った。
個人タクシー。
優しい運転手さんで、なんか今ちょっと、先行きが見えなくて不安になりますね、とか言って、そんな話をした。
先行き見えず不安っていえば老老介護ですよ、って話になって「でもそれは先が見えたら見えたで、つらいですよね」って返事した。
そこからまた会話が続いて、いろいろ、なんでそんな話になったのか分からないけど、その運転手さんは癌なんだってことを知った。
治験してて、だいぶ進行が遅くなったんですよ、とか言って、でも、検査で刺した針全部から癌細胞出たんです、って
治らないけど、炎症は抑えられてる、とか言って、なんか、全然知らないおじちゃんやし、もう会えるか分からないような関係なのに、今こうして思い返すだけでなんか、泣いちゃって、どうかしてるな自分って思うけど

「奥さんは関西の方ですか?」
「そうなんです、こっちいるのに関西弁隠さないから、」
「私も四国出身なので、懐かしかったです」

って。

お元気で過ごされて下さいね、って、言った。

また同じタクシーに乗りたい。
何年かして、あ、あのときのおじちゃんや!って

永遠とかないって分かってるけど、信じてる、それくらいはいいよな。

このご時世やから、おじちゃんだけじゃなくて、みんな無事で、健康で過ごせますようにって、信じてる。

コメント

[ ログインして送信 ]

名前
コメント内容
削除用パスワード ※空欄可