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もぬけの殻

2020/05/27 11:19
読むか読むまいか悩んでいた憂国を読んでしまった…完璧な恐いもの見たさ。
いろんな作家さんの短編が年代問わず読めるというすごい短編集だったので買って、すぐ憂国のページを開いて、何ページくらいか見て、この長さなら…!と読んだ。

読後感が、なんとも言い難くて、でも、この感覚はなんか書き留めたい気もした…から日記の編集を開いたわけやけど、こうして書いてる今、その感覚を書けるわけがないって思ってる。

誰に移入するわけでもなくて、起こるコトを眺めるように読んだ。
状況や時代背景的に、共感できる状態では決してないし(酒の燗を用意してくれんか、っていうくだりすら、共感できるかあやういくらい、私はだらけてるし)…

性的なシーンは、びっくりするくらいきれいに思い描けた。たまに、例えばルネサンス期のヌードの絵画は規制すべきエロか?みたいな議論が起こったりするけど、そういう類のものを感じた。美しい。生々しいけど、美しいって思える、そういう言葉の連なりだって思った。
死のシーンは、多分こわいからあんまり頭でじっくり捕らえずに、さーーーって読んじゃった。それでも、やっぱりにおいとか、感触も勝手に想像してしまう。でも、思ってたより嫌悪感はなかった。その行為(割腹)に対しては嫌悪感があるのに(めっちゃこわいやろ…)、物語として美しく眺められるっていうのは、ものすごいことだな、って思った。



他にも、好きな作家さんの短編がたくさん入ってるし、有名な作家さんやのに読んだことない!みたいなのもあるので、引き続き丁寧に読む。
いやー…本ってやっぱりすごい。文章ってすごい。

そして今日はあつ森の攻略本も届く。

本ってすごい。

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