ソニキャラ男子との夢小説です。
ソニキャラ男子との夢小説
グレージュ
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「〜♪」
この大広場で巨大なジャックランタンのモニュメントがライトアップされてから、このイベントの雰囲気に流されるようにハロウィンを大満喫しているグレージュ・ザ・バット。
「次は何をしよっかなぁ♪」
そんな彼女を横目に「あーだりぃ…」と気怠そうに歩いているスカージ。薄暗い夜道でも光るような緑色の身体をしている。まるで夜道で散歩する為の安全ライトその物だ。
物臭な態度を取るスカージに対し、グレージュが「もうスカージさんったら、さっきからそればかりですね。もっとイベントを楽しみましょうよ!」と言うと「残念ながら、お前と違ってオレはそこまでガキになれないんでな。楽しむなら一人で楽しめ」と冷たく言い返すスカージ。
だが内心では(やべぇ…グレージュがオレの事を意識してやがる。これってリンクコーデだよな?ちょー嬉しいからこのままホテル連れて行きたい)と一人ハロウィンのイベントとは違う方面で舞い上がっているスカージ。
今日がハロウィンのイベントではあるが、規制により仮装できるのは6〜14歳の子供までに決まっており、グレージュもスカージもこれと言った仮装はしていないのだが、グレージュの格好がいつもの清楚な服装よりも今日に限って大人っぽい甘辛MIXなコーデをしていた。
黒のブラウスにエナメルパンプス、淡いグリーンのハイウェイスカートを身に着け今日の為に気合いを入れて来た彼女。その格好はスカージの読み通り彼をイメージしたらしい。
「せっかく…2人で来たのに…」
スカージの内心とは裏腹な冷たい発言が応えたのか、グレージュはすっかり興ざめし、その場から動かなくなり俯いてしまう。
今にも泣き出しそうな彼女にスカージは顔には出さないが、慌てて手を差し出す。
「おらよ。あくまでグレージュの為だ。お前が変な奴に絡まれないように用心棒になってやってるだけ」
「あ、ありがとうございます…?」
(スカージさんの方がよっぽど
彼なりに気遣って一緒に来てくれた事がグレージュは嬉しく思い、彼女が差し出された手を受け取ろうとしたところで、見知っている青いハリネズミとピンクのハリネズミがスカージの後ろの方で見えた。
「あれは!おーい!ソニックさーんエミーさーん!うわっ…!?」
「あ、あっちからチリドッグの匂いがするぜ」
ソニックとエミーがこちらに気付くよりも早く、スカージが差し出した手でグレージュの身体を抱き寄せお姫様抱っこしながら音速の速さで中心街から色んな食べ物の屋台がある3番街通りまで走り去る。
「ねぇソニック。今、グレージュの声が聞こえなかった?」
「そうか?でも、あっちの方からチリドッグの匂いが…」「キャァァァーーー!!!あっちに熟練カップル専用のフォトスポットがあるわ!行きましょう!」
「Noooooo!!!!」
ソニックはエミーに引き摺られるようにしてチリドッグの屋台がある3番街通りとは逆方向の通りの方に連れてかれてった。
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