＜解説＞
ハナ・セレブは元々シキ族のオバケです。彼女は美しい自分のことが大好きでした。しかしその美を求めることに固執しすぎてしまい、ついにリングを飛び出して、人間世界の草花の魔力を吸い取り美を保つハグレオバケになってしまいました。
ある日、彼女は自分のオバケ屋敷があるタコちゃん公園から草花の魔力を探していると、芽出先生が育てている花を見つけます。その花はとても手入れが行き届いていて、自分より美しく咲いているのです。それに嫉妬したハナセレブは、その花を枯らし、ついでにその町の草花も枯らしてしまおうと目論みました。それが今回の事件の発端です。
クラスメイトが噂していた「オバケ花」はハナセレブの一部分のことです。黒い花と紫色の葉っぱがついた茎を土から出し、そこから魔法を放つことによって草木の魔力を吸い取って枯らしていたのです。芽出先生や池上くんが拾った紫色の葉っぱは彼女が地中から茎を出している時に落ちたものです。
彼女が人や動物を襲ったのは、嫉妬や怒りからくるものです。あのカラスはハナセレブが出した茎についばまれて、怒ったので地中に連れ込んでいたのです。連れ込んだ動物からも魔力を吸い取り、いらなくなったらハナセレブの一時的なすみかとなっていた公園に捨てていたのです。

＜パロディ元ネタ＞
・ゲーム「すれちがいガーデン」「サクッと！株トレーダー」