Tierra
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窯出しの日、久々に出勤したエースを迎えたのは、変形した盃だった。
「お前のだけだよい。ここまで炎の跡が強く出たのは」
マルコの言葉を聞きながら、エースは一番大きな器を手に取った。
「まるで、ぶん殴られたみてェな歪み方だな…」
炎の力で形を変えたそれは、盃というよりは大ぶりのぐい呑みのようだ。
しかし、それを眺める彼の表情は、高揚していた。
グラララ……と、白ひげが笑う。
「良い色が出たじゃねェか。なァ、エース?」
「ああ……ルーナが好きって言ってくれた色だ」
それは、燃えるような緋色。
自然の歪みは、器に動きや味わいを与え、見る者の心を和ませる。
様々な形状の緋焔は、ふたつとして同じものは現れない。
エースは、その器に〝火拳〟と名付けた。
季節は秋になり、学校から帰ってきたルフィは、得意満面でルーナに花束を渡した。
「放課後クラブの花壇で育てたんだぞ!ルーナにも見せてェって言ったら、ロビンが花束にしてくれた!」
「ありがとう、ルフィ。とっても綺麗ね」
淡紅色や濃紅色、白色の可憐な秋桜。中には、見慣れない色の花もあった。
「これはチョコレートコスモスっていうんだってよ!チョコの匂いがするんだ!!」
「本当、ほんのり良い香りがする」
「うまそうだろ?食えねェけどな」
ルーナはその秋桜を、大切に花瓶に飾った。
毎日水を変え、手入れをしていたので切り花としては長持ちしていたが、やはり終わりはやってくる。
寂しげに花瓶を片付けるルーナに、エースは言った。
「ルーナ。秋桜、見に行かねェか?」
「行きたい。また、みんなでお出掛けできるの?」
「いや、ふたりで」
「ふたり…?」
「ああ、嫌か?」
「ううん。嬉しい」
弟に張り合ったわけではない。と、思う。
ただ、ルーナとの時間が欲しかった。
バンシーの炉端茶屋で〝スペード〟のクルー達に報告した日、皆あんぐりと口を開けていた。
それはそうだろう。まさにこの場所で、エースの〝妹〟が見付かったと盛大に宴をしたというのに、「もう、妹じゃねェんだ。元々、血は繋がっちゃいねェんだが」などと言われたのだから。
「ったく……散々心配させやがって」
デュースだけは、納得したような、安堵した表情だった。この男は何処まで聡いのだろうか。
いや、もう一人。バンシーもだ。女の勘というやつだろうか。
そして、ミハールは静かに眼鏡を外し、手で目元を覆っていた。
「ミハール先生?どうしたの?」
ルーナが訊ねると、嗚咽を堪えるような、くぐもった声が返ってきて……。
「いや……何故か、涙が……ッ」
ミハールがそう言ったのを皮切りに、次々と泣き出すクルー達。
「おいおい、何で泣いてんだよお前ら?」
「あれ……何でだ?」
「よくわかんねーけど、涙が止まらねェ!」
「エース、良かったなァ…!!」
中でも、最も号泣していたのはウォレスだった。
「良か"った"…っ……うぐッ…エースさん…ルーナさん……本当に、良か"った"ァああああ!!!」
「そんなにか!?」
「エースの旦那、お嬢…!幸せにな!!……いや、もうお嬢じゃなくて『
スカルがおどけたように、だが涙声でそう言った。
「え…?私の弟は、ルフィだけよ?」
「そういう意味じゃねェよ~、ルーナ姐さーん!!!」
困惑するルーナに、クルー達は泣きながら笑った。
エースとルーナの足元に、にゃ~んとコタツがすり寄った。まるで、祝福するみたいに。
「みんな嬉しいんだよ。はい、食べな」
「ありがとう、バンシー」
久しく食べていなかった巻貝ソフトクリームを受け取り、ルーナの表情がやわらぐ。
そんなルーナの髪を撫で、いとおしげに見つめた後、エースはクルー達を見回した。
「野郎共、いつまで泣いてんだ!!宴だあああ!!!」
エースの声に呼応し、クルー達もグラスを掲げた。
ルーナとの仲を、家族に認められ、仲間達にも祝われ、喜ばしい事この上ない。
だが、日頃なかなかルーナと二人きりになれないのが、エースの密かな悩みでもあった。
故に、デートに誘ったつもりだった……のだが……。
「で……何でお前らまで来るんだ?」
「まァ、いいじゃねェか」
「珍しい果物もあるんだろ~?楽しみだなーおれは!!!」
当たり前のように、サボとルフィが付いてきた。というか、ストライカーに乗ろうとした矢先、ルフィがルーナをサボの愛車に引っ張って行き、続いてエースも詰め込まれた。
「バテリラ海浜公園だろ?ちょっと気になる事があるんだ。近くに会いたい人もいるしな」
「会いたい人?」
「心配しなくても、少しくらいは別行動してやるよ」
「〝少しくらい〟……ね」
サボの言葉に苦笑した後、エースは隣に座るルーナに視線をやった。
一部を編み込んだ黒髪に、淡く透き通った薄紫と薄桜の髪留めが煌めいていた。
「今日は、綺麗なのつけてんな。それ、ガラスか?」
「うん。シーグラスなの」
海の波に揉まれて角が取れ、丸みを帯びたガラスの欠片は、ひとつひとつが花びらのようだ。それらを、ワイヤーで花の形にしている。
「最近、学校の帰りにビーチコーミングしててね。綺麗な貝殻やシーグラスを見付けると、いろいろ作りたくなるの」
「ルーナはそういうの得意だもんな。おれが作ったのなんかより、よっぽど可愛いぜ」
エースは褒めたつもりだったのだが、珍しい事に、ルーナがむっとしたような表情になった。
「『なんか』なんて言わないで。エースがわたしのために作ってくれたんだから、かけがえのないものなのに」
「ルーナ……」
「それに、わたしが海岸に行き始めたのは、あの髪留めを探してるからよ。漂着してないかなって、思って……」
ルーナの声がだんだんと寂しげなものに変わり、エースは思わず顔を手で覆った。
「~~なんつー可愛い事を……!!」
「エース……?」
「ルーナ」
顔を上げ、ルーナの瞳を見据える。
手をのばし、包み込むように肩を抱くと、ルーナははにかんだ笑みを浮かべ、その身を預けた。
「着いたぞォ~~!!海浜公園~~!!!」というルフィの大声が響くまでは。
一面の秋桜畑は、圧巻だった。
ルフィが学校から持って帰ってきたのと同じ、定番品種の秋桜も美しかったが、他の色のエリアもあった。
オレンジや黄色のキバナコスモスや、チョコレートコスモスとキバナコスモスの交配だという、赤い色のストロベリーチョコレートなど、初めて見る品種も。
様々な海浜植物や、トロピカルフルーツの果樹園を楽しみ、珍しい果物を堪能した。
ハイビスカスが咲き誇っていたのには驚いた。夏のイメージがあったが、ちょうど今頃が綺麗に咲く時期らしい。
そのハイビスカスの咲く丘に、一本だけ雰囲気の違う樹があった。
6mを超える大樹に実っている果実を見て、エースが気付く。
「これ……うちの庭にある木に似てねェか?」
枝ぶりや、葉の形状も似ている。
「本当ね。実の色は、こっちの方が濃いみたい…?」
庭の木は夏頃に小さな実をつけたが、今では随分大きくなり、黄色から薄紅色に色付き始めていた。
こちらの果実は、黄金色と濃赤色のグラデーションだ。周囲を丸く囲っている柵に設置されたプレートには【ナシリンゴ 〝ゴールドルージュ〟】と書かれている。
「そうか、これが……」
サボの呟きに、エースが「知ってたのか?」と聞こうとした時、唐突に落ちてきた雫が頬を濡らした。思わず空を振り仰ぐと、次々と降ってくる。
雨だ!と、ルフィが声を上げた。
「晴れてるのに何でだー?」
「ルーナ、こっち来い」
エースは、自分が着ていた上着を、ルーナの頭から被せる。
「でも、エースが……」
「おれはいいんだよ!」
「よし、雨宿りだ。メシにしよう!」
サボが、ルフィを抱え上げながら言った。
「やったー!メ~シ~~!!!」
海浜公園に隣接する〝ピザ食堂 ソルベ〟へ駆け込んだ。
メインはピザだが、メニューには肉料理や魚料理もあり、テーブルいっぱい注文する。
食事を楽しんでいると、ピンク髪の女性店長が、大柄な男を連れてやって来た。それを見たサボが、立ち上がる。
「くまさん!久しぶり!」
「やあ、サボ。よく来てくれた」
くまは、眼鏡の奥の目を細め、優しげな笑みを浮かべた。
「社会福祉学部教授のくまさんだ。普段は
「あっ、どうもはじめまして。うちのサボがいつもお世話に」
律儀にお辞儀をしたエースに伴い、ルーナも挨拶をする。ルフィも、骨付き肉を片手にぺこりと真似をした。
サボは自慢げに、「おれの兄弟です」と破願した。
「こちらも紹介しよう。私の妻と娘だ」
くまの妻が、「ウチはジニー!おなかいっぱい食ってけ!」と、明るい笑顔で言う。
そして、ルフィより少し小さい女の子がくまに抱きつき、ジニーそっくりの笑顔を向けた。
「あたしボニー!よろしくな!」
それから、ルフィとボニーがピザの大食い対決をしたり、くまとジニーも一緒にテーブルを囲み、賑やかな時間を過ごした。
この店のオーナーだというブルドックと大女将のコニーが、デザートのイチゴシャーベットを持ってきてくれた頃には、全ての皿が空になっていた。
「ルフィとボニーがニキュニキュ広場で遊ぶって言うから、おれが見とく。くまさんともまだ話したいしな」
サボにそう言われ、エースとルーナはふたりで店を出た。
既に雨は上がっており、ヤシの木が並ぶ遊歩道を下っていく。どちらからともなく、手を繋いで。
「見ろ、ルーナ!虹だ!!」
「すごい……何て綺麗なの」
そこには、美しい海と砂浜が広がっており、空には二重の虹が出ていた。
ダブルレインボーは、光が強い時に見られるという。先程降った天気雨の後も再びよく晴れたため、二重になったようだ。
「二重の虹なんて、わたし初めて見た」
「おれもだ」
繋いでいた手に、思わず力がこもる。指と指を絡め、包み込むように。
この美しい光景を、一緒に見られた事が嬉しかった。
「──あのな、ルーナ」
暫く見入っていると、徐に、エースが口を開いた。
「もうすぐ、秋の窯焚きが始まる。今度はちゃんと、最後までやり遂げてェんだ。また、留守にしちまうけど……」
「大丈夫。エース、ちゃんと帰って来るって、わかってるから」
エースを見つめ、穏やかに笑むルーナに、不安の色は無い。
「わたし、待てる。だから心配しないで?」
「ルーナ……実はさ、夏に焼いた〝火拳〟が、公募展で新人賞をとったんだ」
「本当?おめでとう、エース!」
「だからってすぐ売れるようになるわけじゃねェし、オヤジ達と比べたら、全然たいした事ねェんだが。おれなりの技法……いや、焼き方ってのかな?見付けた気がするんだ!」
「エースの……炎の色の?」
「ああ!!」
稲藁を編んで使うんだ、狙い通りの色を出すのは難しいんだけどよ、それが面白くて……と、喜色に溢れた無邪気な顔と声で語るエースに、ルーナはいとおしげに目と耳を傾けていた。
あたたかい。
触れ合っている手だけではない。
心の真ん中に灯る明かりが、やわく広がっていくようだ。
「おれはもっと名を上げて、自分の腕で稼げるようになる。だからルーナ、おれと……」
「結婚して、エース」
「!!?」
「わたし、エースのお嫁さんになりたい。だから、け……」
続きが紡げなかったのは、エースの手で口を覆われたからだ。
驚きはしたが、顔を真っ赤にしたエースを見れば、それ以上の言葉は必要ないのだとわかる。
「何でおまえが言っちまうんだよ!おれが言おうと思ってたのに!!」
「え……ごめん…なさい…?」
「あれか!くまとジニーの話聞いて影響されたのか!?」
先程の店で、二人が結婚した時の話を聞いていたのだ。
「ウチがくまちーにプロポーズした!」と、ジニーが満面の笑みで教えてくれた。
「そう…なのかな…?わからないけど……」
自然と、口にしていた。ただ、そう願ったから。
「一生懸命なエースが、これからも頑張れるように、安心して帰って来られるところになりたいって思ったの」
ルーナは、左手で繋がったままのエースの右手を持ち上げた。自身の右手も重ね、祈るように。
「エースのこの手は、とっても綺麗な炎を生み出す手だから」
「ルーナ」
その真っ直ぐな双眸から目を逸らす事なく、エースはルーナの左手に、唇を寄せた。
そして、ハーフパンツのポケットから取り出したものを、薬指にはめる。
「エース、これ……」
「言ったろ?おれから言おうと思ってたって」
ピンクゴールドの華奢なリングに、甘く輝くラズベリーレッドのガーネット。
光によって紫に見えたり、その奥にロゼが反射して混ざったような、神秘的な色だった。
「もっと濃い赤もあったんだけどな。ルーナには、日向に咲く花みてェな色が似合うと思ったんだ」
「ありがとう、エース……大好き!」
ルーナの方から抱きつくと、エースはその身体を抱きとめ、相好をくずした。
昔、ある男が遊び心で梨に林檎を接ぎ木してみると、突然変異により雑種が生まれた。だが、花は咲いても実はならず、男は妻と共に、挿し木を持って旅に出た。
元々旅が好きで、酒蔵めぐりなんかもしていたようだ。冬場には、自らも酒造りに従事していたとか。
あるとき妻が体調を崩し、療養のため、夫婦はこの地へ戻ってきた。すると、漸く樹が実をつけるようになり、男はその実を妻に食べさせた。妻は次第に元気を取り戻し、夫婦はこの地で長生きして暮らした。
「──という言い伝えから、健康長寿の希少な果物として、収穫できた実は老人福祉施設に贈ってるんだ。挿し木から苗木を育て後継樹として植えたり、後世に残す取り組みをしてはいるが、これがなかなか上手く育たない。おれの両親が中心となり、地域の皆で試行錯誤しているところだ」
肉球トランポリンで遊んでいるルフィとボニーを見守りながら、くまの話を聞いていたサボは、ある仮説が浮かんだ。
「その男が旅先で挿し木したのが、うちの庭の木かもしれないって事か?」
くまが、頷く。
「夫婦は旅をしながら、ナシリンゴの生育に合う土地を探していたとされている。持参した挿し木の中から奇跡的に成長し、実をつけた可能性はあると思う」
「おれ達の家を管理してたダダンは、実がなってるのは見た事ないって、今年が初めてだって言ってた。何で急に実をつけたんだろうな……」
「ギャ~~~!!!」
唐突に、ボニーの悲鳴が聞こえた。
トランポリンで弾んだ勢いのまま、くまの元へ飛び込んでくる。
「どうしたんだ、ボニー!?」
「虫~~!!」
対して、ルフィは嬉しそうに笑っていた。
「ルフィ!何があったんだ?」
「しししし!ボニーの髪にクワガタがくっついてたから、とってやった!見ろ!!〝オオクワ〟!!」
ルフィの手の中で、オオクワガタがキシキシ動いている。
ボニーは先程、はちみつがかかったピザも食べていたので、甘い匂いでもしていたのだろうか。
「おおっ、すげーじゃねェかルフィ!!……あ~、だけどなルフィ?女の子は虫が苦手なもんなんだ」
「でも、ルーナは平気だぞ?『捕まえた!』って見せると、いつも褒めてくれるんだ!こいつも見せてくる!!」
「いや、今はやめとけ!」
「えー?」
サボは慌ててルフィを引き留めると、くまに抱っこされて震えているボニーに視線を移した。
「悪かった、くまさん。ボニーを怖がらせちまった」
「髪に付いていた虫をとってくれたんだろう?ほら、ボニー。もう大丈夫だ」
くまの大きな手で慈しむように撫でられ宥められて、ボニーは漸く落ち着きを取り戻した。
そして、ルフィを見据えて言う。
「とってくれたのは、ありがとう!でも……絶対こっち持ってくんなよ!!!」
「ゴ……ゴメンな、ボニー」
「白鯨窯」の窯焚きの日、エースを送り出すため、ルーナは張り切って朝食を作った。
デザートには、庭でとれたナシリンゴ。ルフィが嬉々として木に登り、皆で収穫したものだ。
ゴツゴツとした無骨な形ではあるが、あの日バテリラ海浜公園で見たものとほぼ同じ、黄金色と濃赤色に色付いていた。
「うんめェ~~!!!」
「酸味は少ないんだな。甘くてうまい!」
「うん。瑞々しくて、おいしい」
林檎の風味で、梨の食感。果汁も多く、爽やかな甘味が口いっぱいに広がる。
「ナシとリンゴの雑種かァ。おもしれェ果物があるもんだな」
エースは、食べかけのナシリンゴを見つめると、暫く何か考えていた。
それを見たルーナは、食後の片付けの最中、食器を洗おうとしていた兄に声をかける。
「あのね、サボ、お願いがあるんだけど…」
「ん?何だ?兄ちゃんに何でも言ってくれ!」
ナシリンゴの伝承は、エースとルーナもサボから聞いていた。ルフィはあまり理解できていないのか、「ははーん、〝不思議果物〟って事だな!」などと言っていたが。
庭で収穫した実のいくつかは、後継樹の育成に苦労しているバテリラ海浜公園に寄贈する事になっている。
しかし、木にはまだ多くの実が残っている事もあり、ルーナはサボに、今朝収穫できた分は譲ってほしいと頼んだ。
「待って、エース」
玄関で靴を履くエースに、ルーナが差し出したのは、帆布生地で作ったワンショルダーリュック。深紅の珠とTWO FACEマークが連なったチャームが付いている。
「指輪、本当に嬉しかったから。あれから作ったの。チャームは、窯焚きの御守りよ」
「ルーナの手作りなのか!?ありがとう!すげえな、かっこいいじゃねェか!!」
喜んで受け取るエースだったが、予想外にずっしりと重い事に気付く。
フラップを開け中を確認すると、袋いっぱいのナシリンゴが。
「差し入れ。館長さんや、みんなと食べてね」
「オヤジ達にも食わしてやりてェと思ってたんだ!ありがとな、ルーナ」
エースはルーナの頬を、そして髪を梳くように撫でた後、誇らしげにリュックを背負った。
「じゃあ、いってくる!!!」
「いってらっしゃい。頑張ってね」
炎と熱の戦場である、窯場へと赴くために。
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