カモフラージュ
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朱里side
「ほんじゃ、しっかり頼むな」
そう葵に言いながら楽屋に入ってきたさや姉。
(やっぱり付き合ってない設定?)
(叱るために連れ出したって設定?)
(え?どうする?)
(付き合ってるん?って誰か聞いてよ)
こそこそとメンバーが言うてるけど本人には聞こえてないらしく
「あ~、ゆーりお待たせ~」
とか言いながら抱きついてる。
葵はと言えばあたしの向かい側に座ってスマホでゲームし始めて。
「あれ、いいの?」
『うん、いいの』
「てか、なんで向かい?隣でいいやん」
『いいって言ったけど見たいわけじゃないから』
こっちを見もしないでそう答えた。
「え?何の話?」
『・・・いや、別に』
「喧嘩したん?」
『してないよ。ラブラブです』
「ははっ。ラブラブかよ。え?どこが?」
『秘密の関係なんです~』
「どう見てもさや姉はゆーりとラブラブやん」
『うん。そうだね』
「え?葵はそれでいいん?」
『・・・うん。大丈夫』
「大丈夫って・・・」
『気持ちは確かめたし』
この流れからするとさや姉がそう決めたっぽいな。
「がんばれ」
そう言って葵の頭をポンポンしながら、ちらっとさや姉を見ると
やっぱりこっち見てる。あたしと目が合うと気まずそうに目をそらした。
はぁ。めんどくさっ。
何人かにLINEを送る。
すぐに既読がついた。
そりゃそうか、そこにいるからな。