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夢小説設定
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出口を出ると司会の人とメンバーが笑ってる中、葵は蹲って泣いてた。
あたしが
「葵~置いてくなや~!!」って言ったところで収録カメラが止まった。
「葵?大丈夫か?」
『ふっ・・・ぅぅぅ・・・っく』
他のメンバーも集まって心配そうにしてる。
「葵、もう終わったで。よく頑張ったな」
しゃがんで葵の頭をぽんぽんしてやる。
『ぅぅ・・さやかぁ~』
「うぉっ!」
急に葵が抱きついてきた。
なんとか倒れずに耐えて背中をなでなでぽんぽんして落ち着くまで待つことにした。
子供っぽい葵が可愛いくて仕方ない。
今までそんな風に見たことなかったんやけど。
~数分後~
『あ、ごめん彩。ありがと』
そう言って立ちあがり、スタッフさんの方へ走って行った。
『ご迷惑おかけして申し訳ありません。もう大丈夫です』
と頭を下げている。
スタッフさんは
「いやいや全然大丈夫やで。むしろ葵ちゃんの意外な一面撮れたしな。ははっ」
『っ!?あぁ~、最悪やぁ。カットしてくれませんかね?』
「無理やな~。尺多めに使うやろな」
『あぁぁ・・・最悪や』
「ちょっと休憩するかい?」
『いえ、大丈夫です。ありがとうございます。メイクだけちゃちゃっと直してきます』
「そうかい?じゃぁ15分後に再開しよう」
『はい!ありがとうございます。お願いします』
そう言って控え室に走って行った。