お祭りの日
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「やっぱりかわいいね、浴衣姿」
『なんか恥ずかしいです』
「彼氏?今日は来れないんでしょ?」
『あー、言ってないけど今日は無理ですね』
「この姿見たら泣いて悔しがるぞ、彼氏」
『あの~、その彼氏っての恥ずかしいからやめてくれませんか。彩です』
「あー、彩ちゃんて言うのか」
「あ、じゃぁさ優子と葵で今のうちにお祭り回ってきなよ。まだお客さん少ないし」
『え?いいんですか?準備とか』
「それはさっき優子とほとんど終わってるし」
「え、麻里ちゃん、あたしもいいの?」
「行きたくてウズウズしてるくせに」
「あは、バレた?」
「忙しくなる前に帰ってきてよ」
「はいはい。よし、葵行こ」
『はい』
そのあと優子さんにスマホ貸してって言われて渡したら何か買うたびに写真を撮られてそのたびに彩にLINEで送れって言われて。
でもそのうちスマホが戻って来なくて優子さんが勝手に送ってた、、変なこと書いてないといいけど。
たこ焼き買ったり、わたがし買ったり、ラムネ飲んだり、優子さんが得意だっていう金魚すくいやったり。得意というだけあってお椀にいっぱいすくってたけど
「すくうのが楽しいんだもん。水槽無いし」
って、全部返してたのはなんだか優子さんぽくて。ちなみにあたしは全然すくえず、、
きっと彩もいっぱいすくうんだろうな。
「もうそろそろ店に戻ろっか」
『そうですね。人増えてきましたし』
店に戻ってる途中
「あ、麻里ちゃんにあれお土産にしよ」
『え?篠田さん喜ぶんですか?』
「うん。喜ぶ」
店に着くとちらほらお客さんがいて
篠田さんが
「お、やっと戻ってきた」
『遅くなってすいません』
「どうせまた優子が金魚すくいまくってたんでしょ」
「ごめんね、麻里ちゃん、これお土産」
『あっ!パンダ!!ありがとう。よし、許す』
そう。優子さんが篠田さんへのお土産に選んだのはパンダのお面だった。
「ね、喜んだでしょ」
『あはは。篠田さん、かわいい』
「「え」」
『じゃ篠田さん、売り子代わります』
「え、あ、じゃぁよろしく」
『はい、いらっしゃいませ~!!』
「優子、あたしかわいいって」
「・・・良かったね」
「よ~し、じゃんじゃん作るぞ~」
「麻里ちゃん、単純・・・」