ストーカー
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食べ終わって、お店を見てまわることに。
服を見てはお互いに服を選んだり、帽子を被ってカッコつけたり、CD屋ではお互いどんな音楽が好きか話したり、駄菓子屋では子供の頃好きやったお菓子の話しをしたりして。
アクセサリー屋でレザーのブレスレットがカッコよくてかわいくて買うことにしたら
『それ、いいね。あたしも買お』
「え?」
もうお会計してる。
あたしもあとからお会計して
「それ、衝動買いちゃうの?」
『あたし、買い物は即決だからなぁ』
「・・・あたしとお揃いになっちゃうよ?」
『まぁ、彩とはお揃い欲しいなって思ってたし』
「え?それってどういう・・・」
「あれ?葵ちゃん?」
『ん?・・・あれ。木下さん』
「こんなとこで会うなんて運命やん!」
『違います。ただの偶然です』
「え~。相変わらず冷たいなぁ。あれ?一緒にいるのまさか彼女?」
『・・・違いますけど』
目が合ったから会釈したけどこの人誰やろ?
葵の両手握ってゆらゆらしてる。
「彼女いるから付き合ってくれないんやと思っとったけど彼女じゃないなら付き合お」
『それはお断りしたじゃないですか』
え?
「されたけど~。あ!もしかしてこないだ言うてた、す」
『あーあーあー!!』
急に葵が叫びだした。
しかもあたしからちょっと離れて木下さんの肩を抱きながらこそこそ話してる。
話し終わったのか振り向いた葵は
『さ。彩行こうか』
「あ、うん」
なんか、顔赤い?
木下さんはニヤニヤしてあたしを見てくる。
「ほんなら、葵ちゃん、また明日な」
『あー、はいはい』
そう言って歩きだした。
また明日?どういう関係なんやろ?
聞いてもええのかな?
「・・・葵?あの・・木下さんって」
『あー、バイト先の先輩。あ、ほったらかしちゃってごめんね』
「付き合おって言われてたやん」
『いっつも言ってくんの』
「・・・付き合うん?」
『まさか!木下先輩、彼女いるし』
「イケメンぽかった」
『・・・・・』
呆れたようにジト目で見てくる、葵。
『はぁ。一応、言っとくけど木下先輩も女だからね。彩はすぐ間違える』
「えぇ!!うそやん!?」
『ははっ。そんな驚く?まぁ見た目あんなんだもんね』
「あれ、でも彼女って・・・」
『うん』
「葵も可能性ゼロじゃないやん」
『ないない!あたしがないもん。木下先輩はいい人だけどね。かわいい子には目がないから彼女さんはかわいそう。木下先輩モテモテだから』
「葵もモテモテって聞いたよ」
『あ、あぁ~。でもあたしは一途です~!』
「ほんま~?」
『うん。ほんまほんま』