ストーカー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『えっ』
「あんた、ストーカーしてんじゃないよ!」
『え?は?・・・優子さん?』
「あ?」
『優子さんがこの時間なんて珍しいですね』
「は?あれ?・・・葵?」
『パパさんと時間交代?』
「うん。今週はね。って、葵がストーカーかよ」
『え?ストーカー?』
「・・・とぼけないでください」
優子さんの後ろで涙目で言ってくる女の子。
優子さんと同じくらい小さくて、眉毛も下がってるし、そんな姿がかわいい。
『ん?』
「山本さんが葵にストーカーされてるって」
『え!あたしが??してない、してない。誤解だよ~。え~、泣かないでよ~』
「・・・電柱の陰に隠れて私を見てました」
「そんなことしてんのか。いくら山本さんがかわいいからって!葵は面と向かって好きだって言うタイプだと思ってた。最低だな!!」
『ちょ、ちょっと待った!違う、違う!!それはさぁ。これ買いたかったから』
そう言ってコーンポタージュの缶を見せた。
『春になって他のとこで売ってないんだもん』
「「は?」」
『だから~。あの自販機でいつもこれ買うの。でも今日は山本さん?が自販機にいたから真横に並ぶのは気持ち悪いだろうし、陰に隠れて待ってたの!』
バシッ
『痛っ!』
「余計に気持ち悪いだろ!ごめんね、山本さん。悪いやつではないよ。こんな格好だけど女の子」
「・・・女の子?」
「あっははは。葵、男だと思われてやんの!」
『ちょっとぉ~』
「まぁ、この暗がりでスウェットに黒パーカーでフード被ってんじゃ仕方ないか」
『だってぇ~』
「それに・・・葵はおっぱい無いからな」
『ちょっと!』
「でもその分かわいい女の子たちからモテモテなんだからいいじゃん」
「え?」
「あ、ごめん。こないだ振られたんだっけ?」
『っ!!そ、それは今関係ないじゃんか!』
「いい奴が故に優しすぎてつまんないんだって。かわいそうでしょ?」
『優子さん、シー!!プライバシーの侵害!』
「ちょっとプライバシー侵害しといた方がストーカー疑惑晴れるかな~って」
『なんか、・・・逆に引かれてる気がします』
「え?・・・あぁ~。えーと。・・・じゃ、あたしは仕事に戻るわ」
『え、ちょ。優子さーん!ひど~』