君のために
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『・・・ん』
目を開けたら天井についてる電気が眩しくて手を当てようとしたらどうやら拘束されてるらしく動かせない。しかもちょっと具合が悪い気がする。
「お?起きたみたいっすよ」
「やっと起きたか」
『だ・・・れ?』
声を出すのもしんどい。
「ははっ。いい感じに弱ってんな」
「えぇ。今日も効果ありそうっすね」
「またアントニオ来てからだな」
「へへっ。あいつはどんな顔するっすかね」
『アントニオっ!?・・・うぅ』
めまいがする
「うぉっ。あんま大きな声出さない方がいいっすよ。血ぃ足りないんすから」
は?
腕に針刺さってるのは感じてたけど点滴みたいに何か入れられてるんだと思ってたのにまさか
「血ぃ抜いてるんすから」
『な・・・んで』
「こっちが痛手を負うこともないし黙らすには手っ取り早いっすからね。それにあとから助けに来たお仲間もこれ見て動揺して取り乱していつものようには戦えないっすからあっという間にうちらの勝ちってわけっすな」
『ふっ』
「・・・面白いっすか?」
『・・・そう・・・しないと・・勝てない・・・ってこと・・・でしょ?』
「は?楽して勝ちたいだけっす。ね?お頭」
「あぁ。こいつまだ余裕あるっぽいからもうちょい抜いとくか」
「そうっすね」
『ん・・・はぁ』
「おい。アントニオ来るまでは意識保っとけよ?」
そうだ。こいつら最近できた看護学校で名前は・・・あー・・・思い出せないけど1クラスだけヤンキーばっかり集めてるって話だった。
そう。確かコビーが
「制服がくそダサいねん」
って言ってたわ。
『ははっ』
「・・・また笑ってるっすね」
「笑ってられんのも今のうちだから笑わせとけ」
「へへっ。そっすね」