2月14日
夢小説設定
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彩side
コンビニ寄って今は公園のベンチに並んで座ってる。いきなり本題に入るのもなぁ、と思って何から話そうか迷ってると神楽さんはガサガサとコンビニ袋を漁り出した。
『はい。半分こしよ』
って、肉まんを半分差し出されて。
紙に包まれてる方をくれるんが優しい。
「あ、じゃ、いただきます」
『うんうん』
満足気に微笑まれた。
やっぱりかわいいなぁ。
好きだなぁ。
さっさと食べて自分で持ってたお茶を飲む。
そんなあたしを見て
『あはは。あれ?そんなにお腹すいてた?』
って、呑気に言う。
「あの。神楽さん、今日はほんまに付き合ってくれてありがとうございます」
『え、ちょっと待って』
「待てません。もう、めっちゃ好きです」
顔が見たいから立ち上がって神楽さんの真正面に立つ。神楽さんはちょっと困ったような顔。
「あたしと付き合ってもらえませんか?」
ジッと見たあとに
『・・・ほんとにあたしと?』
「はい。もちろん」
『でも・・・・』
「あたしのこと嫌いですか?」
『いや。そうじゃないけど・・・』
「ほんなら、女やからですか?」
『いや、そうじゃなくて・・・』
「んー、じゃぁ年下やから?」
『いや・・・・・』
「もうっ、なんなん?はっきりしてくださいよ!断るなら断るでいいですから!!」
『ひぃっ。ごめんなさいっ』
あまりにはっきりしないからちょっとイラッとしちゃって強めに言うたら謝られてもた。
「あ、いや。あたしこそ、すいません」
『・・・ちゃん』
「え?」
『美優紀ちゃん』
「美優紀?」
『彼女じゃないの?』
「それ、誰が言うてんですか?」
『だって。今日も美優紀ちゃんとデートのためにバイト休んだんでしょ?・・・店長が言ってた』
「ちっ。犯人は店長か。余計なことを」
『余計なこと?』
「美優紀はただの幼馴染です。美優紀には彼氏いますし。心配なら今度紹介しますよ」
『そっか。なんだ幼馴染か。そうなんだ。じゃぁバイトはなんで来なかったの?』
「あぁ、変わってって頼まれちゃって。彼氏に二股かけられてたからバレンタインなんて働いてやるー!って。あたしは神楽さんといたかったから嫌やって言うたんですけど、どうしてもって・・・。あれ?もしかして、あたしいなくて寂しかったんですか?」
冗談で言うてみたのに
『うん。・・・・あ。いや!なんでもない』
なんて手を振って否定しながら俯くからあたしはしゃがんで顔を覗きこんだら神楽さんの顔は真っ赤やった。
『ちょ、見ないで。恥ずかしい』
って、手で顔を隠すから頭を優しくポンポンしながら
「ふふ。かわいい」
って、言うたら
『・・・なんかチャラい』
って、指のすき間から睨まれた。