2月14日
夢小説設定
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『お疲れさまでしたぁ~』
バイトを終えて従業員出口から出たら、革ジャンにギターケースを携えてしゃがんでた男の人が立ち上がって
「お疲れさまです」
あれ?この声は
『や、山本さん!?』
「そうですよ!そんなビックリします?」
『いや、だって・・・』
高校の制服とバイト中の制服しか見てなかったから私服は初めて。
『かっこいい!!へぇ、ギター弾くんだ』
「あぁ、はい」
ちょっと照れて顔を掻く仕草がかわいい
『あれ?でもなんでいるの?』
「・・・は?忘れちゃったんですか」
『・・・どっちが』
「え?」
『彼女いるって聞いたよ』
「はぁ?誰情報ですか?とりあえず場所変えましょ」
そう言って手首を掴まれたまま連れてこられたのは
『え?ライブハウス?』
「はい。初めてですか?」
チケットを1枚手渡された。
『山本さんはよく来るの?』
「まぁ。・・・来るって言うか演るっていうか」
『???』
「まだお客さん少ないけど初めてなら端っこにいてくださいね。ほんじゃぁ、またあとで」
『え?ちょ、ちょ、ちょっと待てー!』
「なんですか?」
『一緒に入るんじゃないの?』
「無理です。私のバンドのライブですもん」
『は?』
「ライブ楽しんでってくださいね。あ、終わったら待っててくださいね~」
って少年みたいな笑顔で手を振って走って行ってしまった。