2月14日
夢小説設定
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彩side
家まで送ってもらってる間、ライブの話や仕事の話、たわいもない話もした。家までもうすぐってところで立ち止まる。
『あれ?どうしたの?』
「しー」
彼氏に送ってもらった美優紀がいたから。
こっちに気づかず早く家に入れ、と願ってたのに
「あれ、彩ちゃんやん」
気づかれてこっちに歩いてきた。
「おぅ」
「あれぇ?新しい彼女さん?」
「あ、あぁ。って新しいってなんやねん!」
「はは~ん」
「ニヤニヤすんな」
「初めまして。渡辺美優紀です。みるきーって呼んでな」
「おい。美優紀、年上やぞ」
『え、美優紀ちゃん?』
「わたしのこと知ってくれてるんですか?みるきーって呼んでな」
『あ、うん。み、みるきー?て、かわいいね』
美優紀は葵の両手を掴んでブンブンしながら
「え、褒めてくれるん?嬉しい~・・・えーと」
『神楽葵です』
「葵ちゃん」
「美優紀、年上」
「もう。彩ちゃんうるさい」
『・・・彩ちゃん』
「葵ちゃん、ちょっとここで待っててください」
『あ、はい』
「彩ちゃん、ちょっとこっち」
ぐぃーっと引っ張られた。
「なんやねんな」
「彼女になってるってことはあたしのおかげってことやんな。その格好ってことはライブやったんやろ?」
「・・・・・」
「わたしのおかげやろ?」
「・・・まぁ」
「ほんならご褒美いいよな?」
「・・・・嫌な予感しかせぇへん」
「わたしも葵ちゃんと仲良くしていいやんな?」
「はぁ?あかん!」
「もう決まりや」
「葵ちゃん、ごめんな。お待たせ」
「ちょ、美優紀!」
「葵ちゃんわたしとお友達になってくれへん?」
『え、いいよ』
「あ、おい!」
「ありがとう」
葵に抱きつく美優紀。
「ほんじゃぁ連絡先交換しよ」
『うん』
「あっ、ちょっ」
あたしやってまだ交換してへんのに、、
「ほな、あたし帰るな」
そのまま美優紀は帰っていった。
『なんか嵐のように去ってったね』
「な」
『美優紀ちゃん、あ、みるきーってかわいいね』
ニコニコしながら言う。
やっぱり会わせたくなかった。
「・・・」
『彩?』
「なぁ。1こ約束して」
『ん?』
「美優紀のこと好きにならんで」
『え』
みんな美優紀に会うと美優紀を好きになる。
今までならこんなかっこ悪いこと言えんかった。でも葵にはなぜか言ってしまう。
『あはは』
ふわっと抱きしめられて
『なに、今の。かわいいなぁ。ならないよ』
そう言って体を離したと思ったらキスされた
「っ!!・・・と、年上の余裕でまだキスせえへんのやなかったか?」
『んふふ。あたしは余裕だけど年下の彼氏は余裕ないみたいだから安心させたげようと思って』
「・・・ふん。別に余裕ありありやし」
『そうかなぁ?彩ちゃん?』
「彩ちゃん言うな!」
『みるきーもかわいいけど、彩ちゃんはもっとかわいいもん。もう翻弄されまくりだよ』
「・・・彩ちゃん言うな」
『あはは。あ、そうだ。彩の連絡先教えてよ』
「あ、あぁ」
連絡先を登録してると
『・・・みるきーとは今までほんとになにも?』
「なんもないって。・・・あ。」
『え?』
「うん、まぁ、子供の頃の話やで」
『うん?』
「大きくなったら結婚しよ~って」
『はぁ?え?ちょっ、はぁ?』
「子供の頃の話やってば」
『・・・うん』
「今はなんもないからな」
『・・・・わかった』
この人ほんとに分かったんかな、、
どう見ても納得してなさそうやけど。