2月14日
夢小説設定
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「私、神楽さんが好きです」
バイト先の新年会の帰りに帰る方向が同じだった後輩の高校生、山本さんに言われた。
『え?』
ちょっと飲み過ぎて回ってない頭で今の状況を理解しようとする。
『ちょっと待って』
「分かってます。神楽さんが私の事ただの後輩としてしか見てないって」
『いや、それより、あたし女だよ?』
「・・・知ってます。それが何か?」
『あ、いや、別に』
「さっきの飲み会でも同性愛の何が悪いんやーって言うてましたよね」
上司が同性愛は気持ち悪いってあまりにくどくど言うもんだからお酒が入ってたせいもあって逆に上司を説き伏せた記憶はうっすらある、、、
『そう・・・だったかな?』
「あたし勇気出ました。やから、こうして想いを伝えることができました」
『あ、ありがとう・・・?』
「そんで、さっきも言うたように神楽さんは私の事、後輩としてしか見てへんと思うんで今日から意識して見てください。またバレンタインに改めて告白しますんでそん時に返事ください」
『え?・・・あ、うん。分かった』
「はぁ~良かった。ここで断られたらどないしよって思ってました」
確かに今まで女の子と付き合った経験無いし、初めは断るつもりだったけど『女だよ?』って言ったとき凄く悲しい顔してたし、そのあとも真面目な顔で話してくれるから本気なんだなって感じて断ることはできなかった。
もし断ることになってもそれはちゃんと山本さんという人を見てから決めよう。
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