はちみつれもん
それから少し経って…
今日は夢乃の2回目のお誕生日。
お喋りもだいぶできるようになって、意思疎通もすごくできるから気持ちも分かりやすくなった。
こんなに大きくなって、赤ちゃんの時は甘えん坊の泣き虫で本当に大変だったけど…
その分、産まれた時にすでにMAXに感じてた愛おしさはどんどん増してて可愛くて可愛くて仕方がない。
「まぁま、にいたん?」
『うん、そうそう!どこ行くんやっけ?』
「おしゃかな!!」
『大正解!!夢乃?』
「あい!!」
『お誕生日、おめでとう!産まれてきてくれてありがとうね。大好きだよ。愛してるよ。』
ぎゅっ。
「えへへ〜、ゆのもぉ!!だいしゅき!!」
『ほんまに可愛いんやから〜』
がちゃっ。
「おはよう、なんや?朝からラブラブして〜」
『ふふっ。』
「夢乃、お誕生日おめでとう。」
「なーたん、あーとぉ!」
「今日はたっくさん、楽しいことしておいでね。美味しいご飯作って待ってるからね。」
「あーい!!」
そうして、朝ごはんを3人で食べて夢乃と2人であるところへ行く。
ピンポーン…
がちゃっ。
「おはよう!いらっしゃい!」
夢莉の家にきた。
迎えに来てくれるって言ったけど、夢乃が電車に乗りたいって最近言うから今日は乗ってきた。
「お誕生日おめでとう、夢乃ちゃん。」
「あーとお!!」
『ふふっ、おりこうや。』
「夢乃ちゃん、僕とママからのプレゼントだよ!」
「やったぁ!!」
プレゼントは夢莉と数日前に買いに行ってた。
でも、それよりたくさんプレゼントが増えてて夢莉が増やしたんやって分かった。
『めっちゃ増えてへん?』
「あはは、バレた?」
『ふふっ、バレるやろ。』
夢乃はそこからプレゼントをすぐに開けて楽しんだ。
『水族館行かへんの?』
「もっとあしょぶ〜!!」
「何個か持って帰ったらいいよ?」
キッチンセットを買ってもらって、大きくて私たちの家には置き場所ないから夢莉の家に置いておくことになってる。
泊まりにも頻繁にくる予定やから。
「もーちょっとぉ!」
『全く、そんなの言葉どこで覚えたんやら。』
呆れながら笑いながら待ってた。
「彩さん、あのさ…」
『ん?』
すると、ちょっと違う部屋に行ってた夢莉が帰ってきたと思ったら…
「僕と結婚してください。」
『えっ…』
「彩さんと夢乃ちゃん…2人のことは僕がずっと守っていく。僕と家族になって欲しいんだ。」
『ゆーり、、、』
でも、タイミングが想定外で…言葉より涙が溢れてなかなか伝えられなかった。
それでも返事はもう決まってた。
「ごめんね、びっくりしたよね。」
『…、、ううん、ちがうよ。嬉しくて、、』
「彩さん…」
『こちらこそ、、、よろしくお願いします。ゆーりっ…!、』
ぎゅっ。
私は返事をしてすぐに夢莉に抱きついた。
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
こんな私でもまた愛してくれる人がいるんやって。
「彩さん…ありがとう。」
「まぁま??」
『あ、夢乃…ごめんごめん、、、』
「あははっ、なんて話したらいいんだっけ?」
『もう話す?』
「うん、そりゃあね!パパになるんだよ?僕は。あれ、あってるよね?!」
『ふふっ、あってるよ。』
「あのね、夢乃ちゃん…僕は夢乃ちゃんのパパになるんだよ。」
「ぱぁぱ??」
『そうやで、ゆーりはこれからお兄ちゃんやなくて夢乃のパパやで?お父さんになるんや。』
「ぱぁぱ!!やっちゃあ!」
「あははっ、かわいいなぁ…喜んでくれてるみたいや。」
『ほんまやな、可愛い。』
それから夢乃はすぐに夢莉のことをパパって呼んでくれるようになった。
もしかしたら父親っていう存在を求めてたんかもしれんなぁ。
このタイミングでプロポーズをされるとは本当に思ってなくて、びっくりで何故かしばらく経っても涙だけ止まらなかった。
「ごめんね?なんか…やっぱりタイミングおかしかったかな。」
『ううん、、おかしいとは別に思ってないけどで予想外すぎてん。』
泣きすぎて夢莉が心配してた。
「なんでこのタイミングかっていうとね…」
『うん、、、』
「な、なんていうんだろ…恥ずかしいな。」
『ん??』
「プレゼントっていうか、夢乃ちゃんにとって今日はおめでたい日で…だから僕たちが家族になれるならこの記念すべき日を一緒に特別にしたくて。夢乃ちゃんと彩さんと僕の記念日だよ。」
『ゆーりっ、、、』
ぎゅっ、、、
「あははっ、大丈夫?いま僕ちゃんと決まってた?」
『うんっ、、だいすきっ、、愛してるよ…』
私は夢莉が愛おしいすぎて強く抱きしめて長めのキスもした…
「あははっ、照れちゃうや…」
「ゆぅのぉもおおお!!」
『ふふっ、もちろんやで。』
嫉妬してる夢乃を夢莉が抱っこしてくれて、私たちは2人で両頬にキスをした。
「可愛い僕の娘ちゃんと奥さんや…幸せやなぁ。」
『私も…やけど、ちょっと水族館前にメイク治さなあかんわ。』
「十分すぎるくらい可愛いよ?」
『ゆーりのそれは当てにならんねん。』
「あははそっか!」
少し照れながらも、私を誰よりも愛してくれてて大切にしてくれる夢莉が大好きやなって…心の底から思った。
ありがとう幸せをくれて。
それから、私たちは水族館に行った。
