雑記
先日出かけた時、宿泊していたホテルに置いてあった東京観光のパンフレットが目に留まった。
普段買い物やなんかでよく来る場所ではあるのだが、改めて”観光スポット”といえばどこなのか気になった僕は、それを片手に部屋に戻った。
出発の日の朝、何気なくパンフレットを見ていると『刀剣博物館』という文字が目に入った。最近とあるゲームの影響を受けまくっている僕は、宿泊先から近いこともあり、そこに行ってみることに決めた。
電車に揺られ、両国へ。その博物館に入り、展示品の目録を見ると、そのゲームで見たことのある名前が並んでいた。いや壮観である。日本刀の見方なんてちっとも分からない僕は、純粋に反りや身巾なんかのわかりやすい特徴を見るばかりであったが、それでも”それぞれ個性というものがある”ということだけはわかる。
そして再び目録を見ると見知った名前があるではないか。私の最推しの名前である。「こんな近くで会えるなんて!」と僕は内心飛び跳ねた。が、その刀は展示期間の後半に展示されるらしくその日はお預けとなってしまった。
7月某日─。7月も始まったばかりというのに真夏の様相のその日。僕はまた電車に揺られ、両国へと向かっていた。駅に着き、国技館を横目に前回覚えた道を辿っていく。
いよいよ到着。暑さや歩いたからという理由とは違う胸の高鳴りを抑えて、僕は施設の中に入っていった。
チケットを買い展示室へ。カウンターの男性から館内の注意事項など、簡単な説明を受けて後ろを振り向く。明石国行。私の推しのモデルがそこに鎮座していた。前述の通り僕は日本刀には詳しくない。が、この刀が持つ魅力というのは十分に伝わってくる。冷たく、気高く、ひたすらに美しい。僕が抱いた感情を言葉にするならその言葉が似合いであっただろう。館内は平日でさほど人も居らず、静かに鑑賞する事ができた。前回とその他の展示内容は変わらなかった為、さらっと気に入った刀を見てまわる。そして最後にもう一度明石国行を見に行く。僕は美術品を所持したいという気持ちを抱いたことはないのだが、今回ばかりは別であった。離れがたい。本当にそう思ってしまったのだ。まだまだ会期はあると自分に言い聞かせ、僕はその博物館を後にした。朝から何も食べていないにもかかわらず、大好物のフルーツパフェを食べたあとのような充足感が僕を満たしていた。
普段買い物やなんかでよく来る場所ではあるのだが、改めて”観光スポット”といえばどこなのか気になった僕は、それを片手に部屋に戻った。
出発の日の朝、何気なくパンフレットを見ていると『刀剣博物館』という文字が目に入った。最近とあるゲームの影響を受けまくっている僕は、宿泊先から近いこともあり、そこに行ってみることに決めた。
電車に揺られ、両国へ。その博物館に入り、展示品の目録を見ると、そのゲームで見たことのある名前が並んでいた。いや壮観である。日本刀の見方なんてちっとも分からない僕は、純粋に反りや身巾なんかのわかりやすい特徴を見るばかりであったが、それでも”それぞれ個性というものがある”ということだけはわかる。
そして再び目録を見ると見知った名前があるではないか。私の最推しの名前である。「こんな近くで会えるなんて!」と僕は内心飛び跳ねた。が、その刀は展示期間の後半に展示されるらしくその日はお預けとなってしまった。
7月某日─。7月も始まったばかりというのに真夏の様相のその日。僕はまた電車に揺られ、両国へと向かっていた。駅に着き、国技館を横目に前回覚えた道を辿っていく。
いよいよ到着。暑さや歩いたからという理由とは違う胸の高鳴りを抑えて、僕は施設の中に入っていった。
チケットを買い展示室へ。カウンターの男性から館内の注意事項など、簡単な説明を受けて後ろを振り向く。明石国行。私の推しのモデルがそこに鎮座していた。前述の通り僕は日本刀には詳しくない。が、この刀が持つ魅力というのは十分に伝わってくる。冷たく、気高く、ひたすらに美しい。僕が抱いた感情を言葉にするならその言葉が似合いであっただろう。館内は平日でさほど人も居らず、静かに鑑賞する事ができた。前回とその他の展示内容は変わらなかった為、さらっと気に入った刀を見てまわる。そして最後にもう一度明石国行を見に行く。僕は美術品を所持したいという気持ちを抱いたことはないのだが、今回ばかりは別であった。離れがたい。本当にそう思ってしまったのだ。まだまだ会期はあると自分に言い聞かせ、僕はその博物館を後にした。朝から何も食べていないにもかかわらず、大好物のフルーツパフェを食べたあとのような充足感が僕を満たしていた。
