会話文たち

「み、みつるぎ検事~!!」
「ム、どうした真宵くん。今は職務中…っ!?な、なっ…!?!?」
「カリヨーゼでお茶を飲んだら、なるほどくんが小さくなっちゃったんです!どうしよう!!」
「お、お姉さん…このおじさん、誰?」
「おじっ…」
「この人はね、みつるぎ検事だよ!」
「みつるぎ…けんじ?」
「そうそう!なるほどくんのお友達、だよ!」
「…?ぼ、ぼくの友達の御剣くんは、ケンジじゃなくてレイジだよ?それにこんなに大きくないし、顔もこんなに怖くないよ…」
「ぐはぁ!」
「ああっ!みつるぎ検事しっかり!あのねなるほどくん。検事っていうのは、弁護士の逆、みたいなものだよ!それに、ホントになるほどくんのお友達の御剣くんなんだよ!みつるぎ検事が大きいんじゃなくて、なるほどくんが小さいの!」
「???」
「ま、真宵くん…今の成歩堂に、理解させるのは難しいだろう…」
「みつるぎ検事、口から血が…」
「私の顔はそんなに怖いだろうか…」
「うーん、怖いっていうか、小さいなるほどくんを見る目はカンゼンに危ないって感じですね。連れてきたの間違いだったかも…」
「そ、そのようなアレではない!断じて、今の成歩堂に劣情を抱いたりなど…!」
「えっ、えっと…おじさん、ホントに御剣くんなの…?」
「!そ、そうだ…キミの友人の御剣だ…」
「焦ってる顔、おんなじだったからわかったよ。じゃあ、大人になった御剣くんなんだ…へへ、びっくりしちゃった」
「なるほどくん…今じゃ考えられないくらいピュアだ…!」
「…真宵くん、抱っこを変わってはくれないだろうか」
「絶対ダメです」
「な、なぜだ!」
「そんなに鼻息荒い人になるほどくんは渡せません!」
「ぼく、御剣くんに抱っこされてみたい…」
「!!ほら!成歩堂もこう言っている!絶対に何もしないと誓おう、頼む真宵くん!」
「うーん…なるほどくんがそう言うなら…」

「わあ、御剣くん大きいなぁ…こどもの御剣くんもかっこいいけど、大人の御剣くんもすごくかっこいい!」
「…」
「なるほどくん、みつるぎ検事のこと好き?」
「えっ!…うん。御剣くん、大好き」
「あっ、そんなに抱きついたら…」
「真宵くん」
「はい!」
「抱っこを変わってはくれないか」
「えっ、あんなにお願いしてきたのにもう?どうしてですか?」
「セクハラになってしまうが、先程から勃起が止まらないのだ。小学生の成歩堂に手を出してしまう前に、頼む」
「うーん、流石の真宵ちゃんもこれにはドン引き。なるほどくん!ちょっとこのおじさん危ないから帰ろっか!」
「え…やだ…御剣くんと一緒にいたい…!」
「!!」
「ああっ!泣いちゃった!」
「真宵くん、早急に頼む。キスをしてしまいそうだ」
「わー!危ない!」
「きす?御剣くん、ぼくとチューしたいの?」
「ああ。したい」
フニっ
「…えへへ。しちゃったね、チュー」
「…!!な、な、なるほどくん…!」
「私は…私は…ショタコンでは…」
「そんな血走った目して、言い逃れできないですよ!」
ポンッ!!
「ゲホッゲホッ…あ、あれ?カリヨーゼの事務所…じゃない…?って!な、なんでぼく、御剣に抱えられてるんだよ!」
「あっ!戻った~!よかった!」
「真宵ちゃん!どういう状況!?」
「うらみちゃんのお茶を飲んだら、急になるほどくんがこどもになっちゃって!みつるぎ検事になるほどくんがチューしたら元に戻ったんだ、もうびっくりしたよ~!」
「(状況を聞いても全然分からない!)って、み、御剣…?なんでお前、た、勃って…!」
「ふむ、なるほど…真宵くん、私はやはりショタコンでは無かったようだ」
「えー?あんなに興奮してたのに」
「私が劣情を抱くのは、成歩堂龍一という存在そのものだったのだよ。どんな姿形をしていても、成歩堂が成歩堂である限り、私は一途に愛し続けるだろう」
「おおー!いい感じに締めましたね!正に"愛"!ですね」
「いやいや!全然締まってないよ!結局小さいぼくに興奮したってことは、ショタコンのケもあるってことじゃ…!」
「ああ、元に戻ってくれて本当に良かった。さすがに幼いキミに手を出すのは頂けない。さあ成歩堂、今から存分に愛し合おうではないか…」
「待った!ダメに決まってるだろ!ま、まだお昼だし!」
「もう!小さいなるほどくんはあんなに御剣くん大好き~って素直だったのに。自分に正直に生きなよ、なるほどくん」
「ま、真宵ちゃん!」
「よかったですねみつるぎ検事、こどもに手を出す犯罪者にならなくて!というわけで、後はよろしくお願いしますね!」
「ああ、よろしくしてくる」
「い、い…」

「異議あり!!」
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