一方、あかりと幸人は星宿、柳宿、翼宿と共に、一度目の人生の出来事で、富岡と不死川と伊黒との確執を話そうと決意するのであった。
「星宿、柳宿、翼宿、私と幸人さんはかつて鬼殺隊の柱とは仲が悪かったわよ。」
「あかりの言う通りだ。俺とあかりは富岡さんと不死川さんと伊黒さんが嫌いだったぞ。」
あかりと幸人は、星宿達にかつて確執があった富岡、不死川、伊黒と仲が悪かったことを告げるのであった。
「あかり、あたしもあんたと出会った頃はあんたが嫌いだったけど、あたし以上に仲が悪かった人がいたのね？」
「そうね、富岡義勇さんが一番嫌いだったわ。私が竈門あかりとして生きた頃に妹の禰豆子が鬼になって富岡さんに顎を斬られてそのまま亡くなったの。」
柳宿の言葉にあかりも悲しそうな表情で話すのであった。
「あかり、案ずるな。私もお前の味方だ。」
「俺もお前の味方や。」
星宿と翼宿はあかりが辛い表情をしているのを見て励ますのであった。
「ええ、ありがとう星宿、翼宿。」
「幸人、あんたも嫌いな人物がいたのね？」
「ああ、俺は昔は不死川実弥さんと伊黒小芭内さんが嫌いだった。理由はあかりを侮辱し、あかりの妹が亡くなったのにざまあみろと侮辱したからだ。」
「そうか、幸人とあかりは昔は富岡と不死川と伊黒が嫌いだったのだな？」
「星宿様、ええ俺とあかりは富岡さんと不死川さんと伊黒さんが一番嫌いでした。」
「星宿、そうね。私も昔は富岡さんが一番嫌いで、二番目に嫌いだったのが不死川さんと伊黒さんよ。」
星宿はあかりと幸人が富岡と不死川と伊黒を毛嫌いしていたことに驚き、あかりと幸人は不死川と伊黒と富岡が一番嫌いだったことを告げるのであった。
「あかり、今は幸せか？」
「星宿、そうね。今は幸せよ。」
「幸人、あんたも今は幸せなの？」
「柳宿、ああ今は幸せだぞ。」
星宿があかりを心配し、柳宿も幸人を心配するのであった。あかりと幸人も幸せだったことを話すのであった。
一方、鬼宿と唯はあかりと幸人が最終決戦での出来事を話し合うのであった。
「唯、俺は幸人から、一度目の人生で、あかりと幸人が戦死したことを聞いたぜ。」
「そうなの？あかりと幸人は1度目の人生で、戦死したの。」
鬼宿の言葉に唯もあかりと幸人が1度目の人生で、戦死したことに驚くのであった。
「あかりには守護戦士がいたそうだぜ。セーラーヘルメス、セーラーマルス、セーラーユピテル、セーラーウェヌスがあかりと幸人の仲間だったぜ。」
「そうなの？あかりと幸人以外にもセーラー戦士がいたのね？」
鬼宿の言葉に唯も驚くのであった。
「ああ、水星の戦士がセーラーヘルメスで、火星の戦士がセーラーマルスで、木星の戦士がセーラーユピテルで、金星の戦士がセーラーウェヌスだぜ。」
「その人たちは一体どうなったの？」
鬼宿の言葉に唯も驚くのであった。
「幸人から聞いた話だと、あかりの守護戦士達は上弦の鬼と相打ちになって戦死したそうだぜ。」
「そうなの？幸人とあかりは最後どうなったの？」
鬼宿があかりの守護戦士達が戦死したことを告げ、唯もあかりと幸人の最後が気になっていた。
「ああ、幸人は無惨に殺されたそうだ。あかりはそれに衝撃を受けて、涙を流したそうだぜ。鬼殺隊の励ましで、あかりは立ち直り、最終対決で、あかりは王女の姿になって、無惨を浄化し、倒したぜ。しかし、代償にあかりの寿命が無くなってそのまま、あかりは息を引き取って亡くなったぜ。」
「あかりが無惨を倒した英雄だったのね？幸人はあかりを守る為に無惨に殺されたのね？」
鬼宿の言葉に唯もあかりと幸人の最後に納得するのであった。その後、唯は鬼宿と別れ、心宿と会話するのであった。
「心宿、あかりと幸人は無惨に家族を殺されたことを鬼宿から聞いたわよ。あたし以上に闇を抱えていたわよ。」
「唯様、そうですか？朱雀の巫女と朱雀の守護者の過去が私が想像していた通りでしたね。やつらは鬼舞辻無惨に復讐をしようとしていたそうですよ。」
「あかりと幸人はあたし以上に闇を抱えて、無惨と富岡さんと不死川さんと伊黒さんを恨んでいたわよ。」
「そうですか？鬼殺隊の柱ですか？水柱、風柱、蛇柱は朱雀の巫女と朱雀の守護者とは確執があるようですね？」
「心宿、今度あかりと幸人に会う時は無惨のことを話したら、そうすればあかりと幸人は怒りと悲しみで戦うはずだよ。」
「唯様、了解しました。朱雀の巫女と朱雀の守護者の黒歴史を私が引きずり出しますのでご安心してください。」
「心宿頼んだよ。」
「了解しました。」
唯の命礼に心宿も了承するのであった。
その後、唯は一人きりになるのであった。
（あかり、幸人、あんた達があたし以上に闇を抱えているのね？まあいいや、心宿があんた達をあたしの代わりに殺すそうね。あたしもあかりと幸人には死んでもらおうかな。）
唯はあかりと幸人の闇を知り、あかりと幸人に精神ダメージを与え、心宿にいつか殺してもらおうと決意するのであった。